2023.08.10
最終更新日:2024.03.08

エディター私物logicoolのZONE VIBE 100

ファッションからコスメ、ガジェットまで、UOMO編集部員が実際に愛用する名品を毎日1つずつ紹介!

logicoolのZONE VIBE 100

インカム付きヘッドセットは気恥ずかしい。インカムといえば、ジェットヘルをかぶり米国警察に扮装して白バイにまたがる水野晴郎、もしくはシンセのフニャフニャメロディに六角ドラムのチャカポコリズムがご機嫌な『ロマンティックが止まらない』のC-C-Bなど、80年代アイコンばかりが想起される。かように「インカム=気恥ずかしい」の刷り込みは強烈。『ロマンティック〜』といえばドラマ『毎度おさわがせします』の主題歌だが、現代の尺度ではコンプラ的に完全アウトなものがゴールデンタイムで放映されていた往時のデタラメぶりが懐かしくも羨ましいのも事実。オンライン会議が日常化した今、インカム付きヘッドセットから失われた元気を取り戻すべく、ロジクールの最新ヘッドセットを導入してみた。

結論から言うとすごくいい。イヤーカバーや頭部のバーなど触れる部分のテクスチャーががさらっとしていてベタつかない。AirPods慣れした耳には、しっかり密閉されたうえで聞こえてくる相手の声がインティメートで気持ちいい。前に引き出すとスイッチの入るマイクは集音性も高く、発言の説得力も増している気がする。なによりデスクでのオンライン会議中にいきなり発言しようものなら、周囲から独り言をわめく危ないヤツだと誤解されることもしばしばですが、ヘッドセットをかぶってるだけで「ああ、あいつも仕事してんだな」と真人間として認知される効果が高い。最近はみんな水野晴郎もC-C-Bも知らないわけですし、自分の気恥ずかしささえ乗り越えれば全然問題ないです。

UOMOブランド統括 山崎


Movie:Mitsuo Kijima
Stylist:Masashi Sho

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