2022.11.12

エディター私物DIOR by BIRKENSTOCKのTOKIO

ファッションからコスメ、ガジェットまで、UOMO編集部員が実際に愛用する名品を毎日1つずつ紹介!

DIOR by BIRKENSTOCKのTOKIO

夏の外ではスエードのアリゾナ、家ではEVAのホノルル、秋冬春の外ではスムースレザーのボストン、家ではスエードのナゴヤ、年間通して室内外問わずビルケンシュトックにお世話になっている。扁平足ぎみだった足裏がフットベッドの形に変形してきた。在宅勤務ばかりの時期は運動不足による足底筋膜炎に悩まされたが、それを救ってくれたのもビルケンシュトックだった。

そんな僕にとってのまさしく「矯正靴」が、ディオールによって変身するという、まさかのニュース。もちろん誌面でも撮影させてもらったが、自分でも履きたい衝動を抑えられない。「ディオール グレー」と呼ばれる清涼感のある色味のフェルトアッパー。これはオフィス履きとして活躍しているアムステルダムを彷彿とさせる。室内とはいえ爪先のフェルトがダメージを受けやすかったのが悩みだったが、そこはラバーで覆われることで見事解消されている。

そして人生初のトキオはヒールストラップ付きでパカパカしない。フットベッドはグレーで覆われており、ベージュスエードのように黒ずみが目立つこともないだろう(たぶん)。ディオールたる意匠はバックルと、実はアウトソールにある。歩くたびに気づかれたい下心ももちろんある。   何より私服が黒ばかりの自分にとって、このグレーは控えめなアクセントになって都合がいい。実用を損なわない洗練された変身はディオールならでは。6月に発売されたものだが、フェルトの素材感を活かせるのは秋以降だと思っている。

UOMO編集 中野


Movie:Mitsuo Kijima
Stylist:Masashi Sho

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