2022.09.22
最終更新日:2024.03.08

エディター私物さかもとゆりのアシカのオブジェ

ファッションからコスメ、ガジェットまで、UOMO編集部員が実際に愛用する名品を毎日1つずつ紹介!

さかもとゆりのアシカのオブジェ

「Sea Lion」と商品名にはあった。小学生時代にアニメ『ゴマちゃん』を楽しみに観ていた自分は、迷わず「なんてかわいいアザラシだ!」と思った。単語をググると、果たして「それ」はアシカだった。えっ、アシカだったのか。実際の生き物を見れば「一発」の違いも、陶器だとわかりづらい。

「アシカには小さな耳がついていますが、アザラシには耳の代わりに孔があるだけです」。「アザラシの後ひれは小さくて折りたためませんが、アシカは折りたためます」。その他、歩き方も違えば、泳ぎ方も違う。この「Sea Lion」はどうか。耳…いや、耳、ないように見えるんだけど。つやつやしているようでマットな釉薬仕上げ。ふっくらした腹まわりを親指で撫でながら、作家のさかもとゆりさんはどんな人だろうかと想像する。『ゴマちゃん』は観ていなかったのだろうか。

他のオブジェもひととおりチェックする。次買うなら…「Koala」だ。セラミックの質感って意外とコアラを表現するのにもぴったりなのだなと思う。だがコアラとアザラシは一緒に並べたときに収まりが悪そうだ。相性で言えば「Pelican」。アシカ&ペリカン。バディとしての説得力を奇妙に感じる。自分だけだろうか。

UOMO副編集長 吉﨑


Movie:Mitsuo Kijima
Stylist:Masashi Sho

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