2023.02.02
最終更新日:2024.03.08

【パタゴニア展示会に突撃:後編】バックパック、ダナーとのコラボブーツも最速チェック。春の新作11選!

1月末に開催された「パタゴニア」2023年春夏展示会。後編のパフォーマンスやエクイップメントなどのカテゴリーも、UOMOブランド統括の山崎&Y神の気になるアイテムを中心にピックアップ!

【パタゴニア展示会に突撃:後編】バックパの画像_1

前編では今年50周年を迎えるパタゴニアが注力するコットン・イン・コンバージョン製品やパタロハを紹介したが、後編は近年人気が高まるトレイル・ランニングや、意外に知られていないワークウエアなどにもフォーカス。前編同様、パタゴニア日本支社 マーケティング部の加藤 学さんがアテンド。


パタロハに続いて、パタゴニアが得意とする「ロゴ」にフォーカスしたコーナーへ。かわいいモノ好きなY神が、目ざとく見つけたのはMr.HexのTシャツ。


01.メンズ・ミスター・ヘックス・オーガニック・Tシャツ ¥5,940

パタゴニア_2023春夏_Mr.Hex オーガニックTシャツ
Y神:なんだか癒されるキャラクターが…。

加藤:パタゴニアはメッセージ性のあるグラフィックを使って、問題提起をしたり地球を救うための行動を呼びかけています。


Y神がピックアップしたMr.Hex(ヘキセントリック)は、クライミングカテゴリーのキャラクター。1970年代のクリーンクライミング革命のアイコンとして、今シーズン誕生した。スタンドアップショーツとナッツ(クライミングギア)をぶら下げているのが特徴だ。


今シーズンはレトロ感のあるグラフィックが多く、Y神がしみじみしていると、山崎は隣のキッズコーナーにダイブしていた!

パタゴニア_2023春夏_キッズ
山崎:パタゴニアはキッズもかわいいんだよね。キッズの柄や配色、大人用もあるといいのに。

すると、加藤さんが出してくれたのは、シーズン・グラフィックのシャツ。


02.メンズ・ゴー・トゥ・シャツ ¥10,450(山崎)キッズ・バギーズ・ジャケット ¥11,000(キッズ)

パタゴニア_2023春夏_JOY シャツ
山崎:この「スライブ・フォワード(Thrive Forward/ともに前進)」柄のシャツは、このキッズのパーカと同じ柄ですね。

おそろいが叶い、満足気な山崎。キッズ製品が充実しているパタゴニアは、親子ペアで着られるものも多い。同じアイテムで、あるいは同じ柄を形違いでなど、好みのペアが叶うのも魅力だ。

パタゴニア_2023春夏_ウェーディング・ブーツ
山崎:軍モノブーツのような一群はフィッシング用ブーツですか? え、これってダナー製??

加藤:はい。ダナーとの協業で、2019年に発売されました。こちらはダナー社の伝統的なデザインをベースにしたウェーディング・ブーツで「フット・トラクター」というモデルです。


03.フット・トラクター・ウェーディング・ブーツ(アルミニウム・バー)¥59,400

パタゴニア_2023春夏_フット・トラクター・ウェーディング・ブーツ
山崎:おー。タンのところに「Patagonia Build by Danner」と刻印されている!

加藤:特殊な防水加工が施されたレザーを使用していまして、足なじみがいいと好評です。


Y神:色(オリーブグリーン)もすごいかわいいですね。


山崎:重量感もほどよいし、街中で履けるのでは?


加藤:ソールにアルミニウム・バーが付いている本格ギアなので、街中には向かないかと…。


山崎:残念! フライフィッシングも人口が増えていると思いますが、今、パフォーマンスでいちばん伸びている分野って、何ですか?

パタゴニア_2023春夏_トレイル・ランニング
加藤:トレイル・ランニングですね。コロナ禍以降、シティランナーが増えていますが、ロードからトレイルに移行する人も多いので、伸びています。

04.テルボンヌ・ジョガーズ¥13,200

パタゴニア_2023春夏_テルボンヌ・ジョガーズ
中でも爆売れしているのがこのロング丈のパンツ。スタッフの間では“モンスターパンツ”と呼ばれていると、パタゴニア日本支社 マーケティング部の八木康裕さんが教えてくれた。

山崎:テルボンヌ? ソルボンヌみたいだけど、どこかの地名かな。


Y神:裾絞りのジョガーパンツ、ラクそうですね。黒なら文化系アウトドアにもよさそう。


八木:リサイクルポリエスル100%のストレッチ・リップストップを使っています。トレランに限らず、いろんなアクティビティに使えるマルチパーパスパンツですね。


Y神:藤村さん(UOMOのアートディレクター)も愛用する、フーディニ・ジャケットのような!


05.マルチ・トレイルズ・ショーツ 8インチ¥9,900(右) 06.トレイル・フェアラー・ショーツ 6インチ¥8,250(左)

パタゴニア_2023春夏_マルチ・トレイル・ショーツ
山崎:意外にもフルレングスが売れているんですね。トレランというとレギンス&ショーツみたいなイメージもありますが。

八木:ショーツもいろいろありますよ。レギンスを合わせるならライナーレスのトレイル・フェアラー・ショーツがおすすめです。一枚で完結したい人にはボクサーブリーフライナー付きのマルチ・トレイルズ・ショーツがあります。


ショーツもシーズンカラーやグラフィックで展開され、選びがいがある。Y神がトレランについて話を聞いていると、せっかちな山崎は次なるエクイップメントのコーナーに。


07.ディスパーサー・ロールトップ・パック 40L ¥28,600

パタゴニア_2023春夏_防水バックパック
山崎:背負っています。防水のバックパック。色が今年っぽいね。

加藤:このバックパックはロールトップタイプでシーム処理もされていますので、釣りなどにも持っていける完全防水仕様です。以前からある製品のシーズンカラーになります。


アウトドアからトラベル、シティユースまで“使える”バッグを多様に展開するパタゴニア。詳細は店頭にてぜひ、チェックしてほしい。


08.ブラックホール・キューブ 6L(ミディアム) ¥5,940 09.ブラックホール・ダッフル 40L ¥19,800

パタゴニア_2023春夏_ブラックホール・シリーズ
一方、Y神は引き寄せられるように柄モノの一角へ。

Y神:これはさっき山崎が着ていたシャツと、もしや同じ柄??


加藤:はい。こちらも50周年アイテムになっています。ブラックホール・シリーズなど定番で展開します。


50周年はスペシャルアイテムだけでなく、いろいろなイベントも開催されるそうだ。こうご期待。

パタゴニア_2023春夏_ワークウエア
ラストはワークウエア・カテゴリーを紹介しよう。

加藤:パタゴニアがワークウエアを手がけているのはご存じですか?


Y神:前回の展示会でも拝見しました!


加藤:パタゴニアは2019年から汎用性の高いワークウエアを手がけています。耐久性の高いヘンプを主な素材として採用しているんですが、実はヘンプは環境負荷が少ない天然繊維なんです。

パタゴニア_2023春夏_ヘンプ
ヘンプは干ばつにも強く、殺虫剤や合成肥料を必要としない丈夫な作物。耐久性、通気性に優れていることから、ワークウエアに最適だ。パタゴニアでは、産業用ヘンプにリサイクル・ポリエステルとオーガニックコットン・キャンバスを混紡。肌ざわりのいいアイアン・フォージ・ヘンプ・キャンバスをつくってワークウエアに採用している。

山崎:(オーバーオールを触ってみて)ゴワゴワしているかと思ったら、やわらかい! 


加藤:ツールポケットの端に三角マチをつけてペンを入れやすくしたり、要所要所にギミックが入っています。


10.シェフズ・エプロン¥9,900(左) 11.オールシーズン・ヘンプ・キャンバス・エプロン¥9,900(右)

パタゴニア_2023春夏_エプロン
Y神:エプロンは以前にUOMOでも紹介させていただきましたが、密かに欲しいと思っていました…。

山崎:エプロン、いいね。オレンジが入ったブラウンロゴもしゃれている。


加藤:2タイプありまして、山崎さんのほうが木工などの作業用、Y神さんのほうはシェフ用です。シェフ用は火を使うのでお腹まわりの生地を二重にして、熱に対するプロテクションを高めています。ひもも前で結べるように長くなっているのが特徴で…。


山崎:別にこっちで料理してもいいんですよね? 


加藤:もちろん! シェフ用はキャンプやBBQなど、直火を使うシーンにおすすめです。


今回も充実した内容で、欲しいものリストを頭の中でつくりながら内覧を終えたふたり。

パタゴニア_2023春夏_たちは、故郷である地球をすくためにビジネスを営む。

「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む。」

帰り際に立ち寄るクローク横にもこのメッセージボードが。


山崎:パタゴニアを買うことで、僕たちも地球環境を守ることに貢献できるということだよね。


Y神:まさしく。



パタゴニア日本支社 カスタマーサービス TEL:0800-8887-447
https://www.patagonia.jp/home/

Photos:Kanta Matsubayashi
Composition & Text:Hisami Kotakemori

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