「Goldwin(ゴールドウイン)」が、次世代型の新素材「Brewed Protein™ (ブリュード・プロテイン™)™繊維」を使用した9アイテムを世界同時発売。サステナブルかつハイクオリティな逸品に仕上がっている。
革新的な「Brewed Protein™繊維」を採用
サステナブルなプロダクトを優先的に選ぶのが当たり前の時代になってきた。そんな中、周りと差別化を図るなら、サステナビリティだけでなく、クオリティも重視したいもの。その点、ゴールドウインが送り出した新作コレクションはまさに理想的だ。
今回のコレクションの最大の特徴は、Spiber株式会社と共同開発に取り組んできた構造タンパク質素材「Brewed Protein™ (ブリュード・プロテイン™)繊維」を使用している点。「Brewed Protein™ 繊維」は、植物由来のバイオマスを原材料に使用した微生物の発酵プロセスにより生産される素材で、シルクのような光沢と繊細さを持つ糸や、上質でなめらかな肌触りのカシミヤ、嵩高性に優れたウールのような糸にも加工することができる。それでいて、温室効果ガスの排出量の大幅な縮小と土地や水の使用量の削減が可能。しかも、素材自体が生分解性を有するため、マイクロプラスチック排出の課題解決への貢献も期待されている。
本コレクションでは、「REGENERATIVE CIRCLE(リジェネラティブ・サークル)」をコンセプトに「Brewed Protein™ 繊維」を用いた9型のアイテムが展開される。その一部を見ていこう。
「3L マックコート」は、ビジネスからカジュアルまで、様々なシーンやスタイリングに対応するコート。ゆとりのある美しいAラインのシルエットで、一枚袖のラグランスリーブも特徴となっている。他にも、フロントボタンを閉じたまま内側へのアクセスが可能なスルーポケットや、動きの妨げを軽減する深めのセンターベント仕様など細部にもこだわっている。
コットン素材をベースに、「Brewed Protein™繊維」をミックスした13オンスのデニム生地を採用した「デニムシャツ」。ややゆったりとしたサイズ感のボックスシルエットと、ジャケットとシャツの中間のようなデザインは汎用性が高く、様々なアイテムとコーディネートできる。また、通常の製造工程に比べ、加工時に使用する水を約30%削減できる特殊なウォッシュ加工をほどこすなど、環境にも十分配慮している。
「3L ジャケット」は、ブランドのオリジンでもあるシグネイチャースキージャケットをベースデザインに採用。シルエットなどをモダンにアップデートしているうえ、表地を「Brewed Protein™繊維」に置き換えている。フロントファスナーを閉じた状態でも、ジャケット内側へのアクセスが可能なスルーポケットや、右胸内側に搭載したセキュリティポケットなど、雪山で生まれた機能や利便性を生かしつつ街での着用を想定した少しゆとりのあるシェイプに仕上げているのも魅力だ。
「3L テーパードパンツ」は、人気のスリムテーパードパンツをベースに、表地に「Brewed Protein™ 繊維」を採用してアップデート。オリジナルバックルを採用したウエスト部分は開閉も容易で、前後左右に配された4つのファスナー付きポケットは、小物の収納にも重宝する。
バスクシャツのデザインを採用した「ロングスリーブ Tシャツ」。「Brewed Protein™ 繊維」とコットンをブレンドした糸で編み立てることで適度な厚みに仕上げている。ドライな肌触りと着心地の良さも魅力で、ややゆとりのあるシルエットは、シャツやジャケットのインナーとしてはもちろん、単体で着ても様になる。
どのアイテムもサステナブルで機能的でありながら快適な着こなしが可能。この秋冬のワードローブに入れておいて損はないはずだ。