2023.09.11
最終更新日:2024.03.08

【大人のデニム】エドウインの「505」が29年ぶりにフルリニューアル。90年代ヴィンテージ3型を穿きつぶせ!

エドウインのレジェンド品番「505」が、発売された1994年以来のフルリニューアルで新登場。シルエットは1940年代・50年代・60年代に着想を得た3タイプ。懐かしの「505」を秋冬コーディネートの軸として購入しておこう。

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90年代に生きた大人男子、感涙!

今から29年前の渋カジ黄金期、日本発信のパイオニア的ジーンズブランド「EDWIN(エドウイン)」から、後のレジェンド品番となる「505」が1994年に登場。記念すべき30周年を来年に控える今秋、3つのシルエットでリブランディングして再リリースされた。


再デビューした「505」は、「1940年代・50年代・60年代」のアメリカンジーンズから各々インスピレーションを得た「ワイドストレート・ルーズストレート・レギュラーストレート」の3型。ジーンズがファッションアイテムへと変遷していく系譜を楽しめる力作だ。



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振り返ると、ヴィンテージジーンズブームがストリートを席巻し、古着市場で高騰の一途を辿っていた90年代は、様々なブランドが忠実な再現性を謳った高級レプリカジーンズをマニアに提案していた。一方で、「エドウイン」の方向性はメジャーな若者に向けてのもの。手が届きやすい価格帯はもちろん、ヴィンテージジーンズの醍醐味を広く訴える存在として「エドウイン」は若者の味方であり、“ニューヴィンテージ”をコンセプトに発売された「505」はすぐさま人気を博したのだった。

国産デニム・国内製造のこだわりで1994年に発売された「505」のコンセプトは、骨董品として観賞用や投資用に購入するヴィンテージマニアも存在していた90年代において、カジュアルを前面に打ち出す「穿きつぶせヴィンテージ」。アメリカの古き良き1940年代から60年代にインスピレーションを得たクラシックなジーンズが、若者のデイリーユース需要にマッチした。



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その「505」が、今秋、進化を遂げて3つのシルエットで再デビュー。ヴィンテージを彷彿とさせるディテール・洗い加工・風合いを、2023年の最新技術でさらにブラッシュアップした硬派なジーンズスピリットが、90年代に青春を送った今の大人男子の心に響く。

現在、実店舗とオンラインで発売中。フルリニューアルした3つの「505」のディテールをチェック!






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505Z WIDE Lotナンバー:E50540/生地厚:13.75oz インディゴブルー(¥15,400)※写真 濃色ブルー(¥17,600) 中色ブルー(¥17,600)




デニムがまだカウボーイや労働階級の象徴でもあった「40年代」、実用性が求められたワークウェアとしてのジーンズを再現したモデルが「505Z」だ。パイプドステムと呼ばれた極太ストレート。後に紙へと簡略化されるレザーパッチを採用し、リベット補強とユーズド加工で労働者の過酷な日常までも描き上げた。



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ヒップステッチに注目。当時に倣った一本針ミシンを使用、Wステッチにはカーブを利かせてクラフト感を持たせた。シャトル織機で織られた生機デニムの証でもあるセルヴィッジ、通称ミミも見て取れる。40年代の主流だった太めのロールアップで無骨にキメたい。





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505ZX LOOSE Lotナンバー:E50550/生地厚:13.75oz インディゴブルー(¥15,400) 濃色ブルー(¥17,600)※写真 中色ブルー(¥17,600)




次は、ロックンロールやモーターサイクルなど、ワークウェアの範疇を飛び越えてユースカルチャーとの蜜月が進んだ「50年代」をイメージした「505ZX」。無骨過ぎないストレートフィットは現代のジーンズの基礎とされる。Wステッチには当時イエローステッチと呼ばれた黄色みがかったエスコア糸を採用。



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「40年代」インスパイアの「505Z」よりもシルエットがやや細身に移り変わり、フィット感や肌触りが初めて意識された時代のジーンズ。ヒゲやハチノスといったリアルなダメージ具合は、「エドウイン」とともに日進月歩で成長してきた加工工場の技術の賜物だ。





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505ZXX REGULAR Lotナンバー:E50560/生地厚:14oz インディゴブルー(¥15,400) 濃色ブルー(¥17,600) 淡色ブルー(¥17,600)※写真




ラストの3本目は「505ZXX」。“ジーンズ”という言葉がメディアを賑わせ、ワークウェアからファッションアイテムへと舞台を移した「60年代」をイメージした。シルエットは緩やかなテーパード。股上も短めに再設定し、美麗ヒップラインを獲得。ドレスシューズとのスタイリングも登場した60年代スタイルを彷彿とさせる。



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「40年代」インスパイアの「505Z」と「50年代」インスパイアの「505ZX」とは異なり、ユーズド加工がより映える一般的な14オンスデニムを採用。Wステッチは60年代に主流となったオレンジステッチ仕上げで、あえてカーブを利かせクラフト感を持たせた。





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1994年の発売から29年を経てフルリニューアルした新機軸の「505」は、3つのシルエットで色落ちはリジッド1型とダメージ加工が2型。

ぜひ店頭で試着して「エドウイン」のこだわりを体感して欲しい。ジーンズカジュアルに一途だったあの頃の想いまで心に去来するはずだ。





EDWIN:1994年発売の505がフルリニューアル
発売中
品番(シルエット/カラー):
505Z(WIDE/リジッド、濃色、中色)
505ZX(LOOSE/リジッド、濃色、中色)
505ZXX(REGULAR/リジッド、濃色、淡色)
EDWIN 特設サイト

Text: Takafumi Hojoh

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