ファッション通の大人たちから厚い支持を集める金子恵治氏がコンセプターを務める「L'ECHOPPE(レショップ)」。そのオリジナルレーベル「LE(エルイー)」から、昨年秋冬に展開され瞬く間に完売したエブリデイスラックスが、春夏仕様で満を持して登場する。今回は同素材を使った新作ジップブルゾンも同時発売。美しいシルエットと機能性を両立させた、現代の日常着としての新たな提案となっている。
ウールのような質感のポリエステル生地
黒とグレーの2色展開で登場するのは、100%ポリエステル素材を用いた2型。一見するとウールのような高級感を持ちながら、実用性に優れているのが特徴だ。今シーズンは春夏向けにやや薄手に仕上げられているが、しっかりとしたハリとコシを保持。ドライタッチな手触りで形状維持性に優れ、前モデルと比較すると光沢感が抑えられた落ち着いた印象に仕上がっている。
「一見ウールのような質感というのはもはや当たり前。より快適で美しい素材を追い求めて探し続けていて、いい素材に出会えました」と金子氏は語る。
【L'ÉCHOPPE】LE everyday ZIP BZ & slacks
LE ZIP BZ ¥38,500
GREY
新たにラインナップに加わった「LE ZIP BZ」は、徒歩、自転車、電車と移動手段が多様化する都会の日常を想定して設計された一着。春先から初夏にかけての気温上昇や運動量増加を見越し、50〜60年代のヴィンテージスポーツジャケットを参考に、限りなくシンプルに仕上げている。可動域の広さとオーセンティックなフォルムで、誰もが気兼ねなく着られるデザインが魅力だ。
「天候や気温など環境の変化にも強いのがこの素材。バッグとの摩擦なども気になりません。一番袖を通してしまうのはこういうタフできれいなジャケットだと思えるようなものができました」(金子氏)
BLACK
LE everyday slacks ¥26,400
GREY
前回と同じく、膝から下がまっすぐ延びるパイプドステムシルエットで、アウトタックデザインを採用。腰周りに程よいゆとりを持たせ、動きやすさを確保している。センタークリースがしっかりと入り、洗濯後も取れにくいのが特徴だ。今回は春夏向けに薄手になったものの、素材のハリによって筒状のフォルムはしっかりと維持される。
「自分にとっては定番中の定番のシルエット。グレーの色もいい塩梅だと思います」と金子氏は太鼓判を押す。
BLACK
前回の展開時には瞬く間に完売したアイテムだけに、今回も早い段階での品切れが予想される。気になる人は早めのチェックがおすすめだ。