【差がつく大人のアイウェア】クセツヨな「メゾン マルジェラ×ジェントルモンスター」から“初心者向け”を厳選してみた

クラシシズムとフューチャリズムの交差点！

型破りな発想と既成概念を覆すアプローチを基本理念とする「Maison Margiela（メゾン マルジェラ）」と、2011年に韓国で設立されたファッションコンシャスなアイウェアブランドの「Gentle Monster（ジェントルモンスター）」がクリエイティブに“対話”したコラボ第3弾がリリース。

3月6日(木)から開催中の「ジェントルモンスター」東京青山フラッグシップストアでのポップアップほか、双方の実店舗にて20種（アイウェア8型・サングラス12型）の新作アイウェアが発売中だ。

コンセプチュアルなモデルの中から、大人男子にお勧めのモデルを厳選して紹介しよう。

メタリックサングラスの元ネタは？

まずは、キャンペーンビジュアルで強烈にフィーチャーされている「MM201」。

近未来的なフレームレスの構築的なシルエットを持つメタリックサングラスは、写真家のジョーダン・ヘミングウェイ（Jordan Hemingway）によって「人間とサイボーグの間に存在する魅惑的な神秘性によって生み出される疎外感と魅力」について探求・考察され、美麗ビジュアルへと落とし込まれた。その真意とともに、レンズの向こうに何が見えるのか、ぜひとも試着して確かめて欲しい。

正面のルックスでピンときた大人男子は相当のファッション玄人であるに違いない。この「MM201」は「Maison Martin Margiela（メゾン マルタン マルジェラ）」2008年春夏シーズンでランウェイ発表された真一文字サングラス、「L'incognitos」への“公式”オマージュなのだ。

間近で見た編集者やジャーナリストらからは、『Star Trek（スタートレック）』シリーズの全盲（当初）機関士であるジョーディ・ラ＝フォージ（Geordi La Forge）を彷彿とさせるとして、ルック画像がパリ・ファッションウィークから世界中に伝播。今なお趣味人たちの間で語り継がれる伝説的な“匿名（incognito）”サングラスだった。

テンプルに“４本の白いステッチ”

「メゾン マルジェラ × ジェントルモンスター」コレクションに共通する推しポイントはテンプル。なんといっても、「メゾン マルジェラ」の象徴である“４本の白いステッチ”が施された強みがある。象徴的な「MM201」とともに購入候補に入れておきたい「MM203」は、レンズからテンプルにかけてフューチャリスティックなカーブを描く。

中級者・初心者向けはこのデザイン

なお、中級者向けのフレームも用意。グラマラスなオーバルシルエットをロボティックフォルムのスクエアフレームに仕上げた「MM205」、オーバルシェイプを細くアレンジした「MM206」、典型的なレクタンギュラー（長方形）サングラスのフレームを増幅させた「MM207」、普遍的なキャットアイデザインの「MM208」などを手にすると、チャレンジ意欲を掻き立てられるはず。

どれもがスタイルをよりモードにシフトできる逸品揃い。クラシックなオーバルフォルムの「MM209」、ナローかつソフトなレクタンギュラーの「MM210」、柔らかなラウンドを描く「MM211」、幅広のソフトレクタンギュラーの「MM212」は初心者にお勧め。合わせるウェアは「メゾン マルジェラ」で決まりだ。

ケーブルテンプルチップの上級モデル

最後に、“４本の白いステッチ”じゃないほう。

ケーブルテンプルチップが特徴的な超狭幅のオーバルタイプ、「MM220」は「メゾン マルジェラ」の継続的なモチーフである「職人技とデジタルの現代的な関係」を顕著に体現するフレームデザインだ。クラシックなシルエットを見事に補ったサイバーコアの美学、それは「ジェントルモンスター」の現代的アプローチと共振している。

販売店舗は「メゾン マルジェラ」ではトウキョウ、オモテサンドウ、GINZA SIX、心斎橋パルコ、福岡岩田屋、名古屋松坂屋、横浜高島屋、大阪高島屋、京都高島屋、公式オンラインサイト、伊勢丹新宿ポップアップストア。「ジェントルモンスター」では直営店、公式オンラインサイト、一部のセレクトショップでの取り扱い。実店舗での試着推奨だ。

内角高めを攻めてくるアイウェアになぜか惹かれる。コラボが打ち出す「クラシシズムとフューチャリズムの交差点」で新しい“顔”を謳歌しよう。