
都市とシナジーする文化系アウトドア!
2014年春夏に始動した「OAMC(オーエーエムシー)」と、世界のトップアスリートやスポーツ愛好者に支持される「Goldwin(ゴールドウイン)」のコラボ第2弾がリリース。2月28日(金)から「ゴールドウイン」の原宿店と丸の内店のほか、特設オンラインストアで発売される。海外店舗では中国の北京・上海・成都(チェンドゥ)、米サンフランシスコ、独ミュンヘンでの取り扱いだ。



今回のコラボ第2弾において、「OAMC」を手掛けるルーク・メイヤー(Luke Meier)が注力した特注ファブリックが「3レイヤー・テクニカルコットン」だ。撥水性と通気性を備えつつテック系とは異なる温かみのある質感が持ち味であり、これを使用したアウターとパンツがホワイトと2色のカモフラージュプリントでセットアップ販売される。
なお、アナログな手描きの特製ラベルがすべてのコラボ商品の裏地に施された。両ブランドを並列に置いただけのネームタグに、ルーク・メイヤーらしい実直なスタンスが垣間見える。



「今回のコレクションでは、パフォーマンスと天然繊維が技術的にどのように融合し、共鳴できるかを探求し、素材の加工や開発に深くこだわりました。その意図を明確に表現するため、デザインにはあえて機能的な外観を持たせ、それと同時に手に取った瞬間に感じられる温かみと親しみやすさも大切にしました」と、ルーク・メイヤーは語る。
都市とシナジーさせたヴィジュアル








キーワードに「Kinetic Synergy(動的相乗効果)」を掲げたコラボキャンペーンビジュアルも印象的かつ独創的。フォトグラファーのジュリアン・クリンスウィックス(Julian Klincewicz)のレンズを通して、TOKYO(東京)が潜在的に持つダイナミズムと絶え間ない日常のルーティンが、ファッションを媒介にシナジーする瞬間を捉えた。






「OAMC」と「ゴールドウイン」のパートナーシップは昨年9月にコラボ第1弾として結実し、都市生活における機能性の担保と革新的素材の打ち出しで高い人気を博していた。そして第2弾となる今春夏、公式ヴィジュアルでメイン商材として扱われたロング丈のパーカコートが352,000円(税込)、ミリタリー調のフィールドジャケットとブルゾン丈のフーデッドジャケットが253,000円(税込)と、価格帯も「ゴールドウイン」では例を見ないほどにラグジュアリー極まった。本物を求める大人男子がターゲットであることは言うまでもない。




古くは東京オリンピック(1964年)の公式ユニフォームを製造するなど、70年以上に渡って培ってきた「ゴールドウイン」の専門知識とクラフトマンシップを「OAMC」のモダンな美学と融合させたこのコラボは、自然との共生と循環型経済へのコミットメントを目指している。SDGsの観点においても意識の高いカジュアルウェアなのだ。
ライトカジュアルも充実




特注ファブリックの「3レイヤー・テクニカルコットン」を使用したメインアイテムとは別に、フライトジャケット・ベスト・シャツ・ショーツらが揃うライトウェイトアイテムにも注目。
扱いやすいコットンとポリエステルの混紡素材で、立体的なファティーグポケットや手作業で仕上げられたドローコードなど、こだわりのディテールは「OAMC」ならではである。カラバリではカーキとブラックに加え、差し色としても使えるパステル調のライトピンクも用意された。




これ見よがしではないデザインバランスが秀逸。コットン100%のプルオーバーフーディーとオーガニックコットン100%のTシャツにもパステルカラーのミントが採用されている。ヘビロテ必至のコラボ第2弾、大人男子の週末カジュアルを「OAMC×ゴールドウイン」とシナジーさせたい。
「GESAMTKUNSTWERK」とは?


ちなみに、フーディーとTシャツの背面に施された「GESAMTKUNSTWERK」の文字は、「総合芸術作品」を意味するドイツ語だ。これは18世紀末から19世紀前半にかけてのヨーロッパで興った、文学・美術・音楽などにまたがる芸術運動、ロマン主義から発祥した美的概念である。2月28日(金)の発売日までに、文化系男子に響くアイテムの数々を特設サイトでチェックしておこう。
OAMC × Goldwin Spring / Summer 2025
発売日:2025年2月28日(金)
販売先:Goldwin Harajuku, Goldwin Marunouchi, Goldwin Beijing, Goldwin Cheng Du, Goldwin Shanghai, Goldwin San Francisco, Goldwin Munich