【大人のスウェット】「グラフペーパー」と「ループウィラー」の人気コラボに、スペシャルエディションが登場

Free from Any Regulation.

オープン当初、“原宿界隈で最も道に迷いがちなコンセプトストア”として話題を集めた「Graphpaper AOYAMA（グラフペーパー 青山）」が、2025年の今年で10周年を迎える。これを記念して、「世界一、正統なスウェットシャツ」を謳うメイド・イン・ジャパンのスウェットウェア「LOOPWHEELER（ループウィラー）」と「Graphpaper（グラフペーパー）」とのシーズンコラボにて、スペシャルエディションが登場。クルーネック・ヘザーグレー・ワンサイズ展開のコラボスウェットが3月1日(土)に発売される。

一見してわかる通り、「グラフペーパー 青山」10周年記念スウェットには、ショップコンセプトである「Free from Any Regulation（あらゆる規制からの脱却）」の英字がプリントされている。文字は生地のフロントを横切っているが、これがシンプルな貼り付けプリントだと生地に突っ張りが出てしまう。その点、スウェットの着心地や肌触りに干渉しない染色プリントで施されており、質の高いクリエイションに思わず唸ってしまうのだ。

2015年2月27日(金)の出来事

10年前を振り返ってみよう。

「ギャラリーとしての機能を持つ、キュレーション型セレクトショップ」をコンセプトに「グラフペーパー 青山」は2015年2月27日にオープン。当時のプレスリリースにあった「Free from Any Regulation」の文字は、展覧会を作品として捉え、“表現者としてのキュレーター”を確立させたハラルド・ゼーマン（Harald Szeemann／1933年～2005年）のワークプロセスである、「レギュレーションに縛られない姿勢」に南が共感して生み出されたコンセプトだった。その後、仙台（2019年2月16日）、京都（2020年6月20日）、名古屋（2023年4月28日）、東京（参宮橋／2023年5月30日）と続く快進撃は、ファッション意識の高い大人男子には説明の必要もないだろう。

ちなみに、「グラフペーパー」ディレクターとしての認知度が上がる前、「CANNABIS（カンナビス）」や「1LDK（ワンエルディーケー）」で辣腕を振るっていた南貴之と「ループウィラー」代表を務める鈴木諭とのフレンドシップは、「グラフペーパー 青山」のオープン時から始まった。

南から鈴木へ直談判し、双方が歩み寄りつつ、慎重に舵取りがなされたこのコラボは、オープン翌年の2016年2月11日に晴れて第1弾として結実したのだ。この初コラボ以来、日本では数百台しか稼働していない「吊り編み式織機」によって生み出された、ふっくらとした風合いが魅力の「LOOPWHEELER for Graphpaper（ループウィラー フォー グラフペーパー）」のオーバーサイズスウェットは、毎シーズン買い足すファンがいるほどの人気を誇っている。

バックプリントは？

バックプリントには「Free from Any Regulation」のコンセプトを詳らかにした英字パラグラフが施された。「グラフペーパー」の洗練されたミニマルなデザインと、裏編み生地が心地よい「ループウィラー」では“規格外”に該当するビッグサイズデザインは、自由なクリエイションとクラフトマンシップの融合を象徴する。そして、2016年2月から続く両者のコラボの集大成とも言えるアイテムが、この周年記念スウェットになる。

「あらゆる規制からの脱却」にシンパシーを感じてしまった大人男子は迷わずゲットして欲しい。アイコニックなグレーベースのスタイリングに身を包み、「グラフペーパー 青山」の10周年を祝おう。