「シグネチャーレイズド」による立体的な表情が秀逸
2025年に創業60周年を迎える革製品ブラン ド「TSUCHIYA KABAN」から、「TSUCHIYA」コレクションの新作として3型のバッグが登場。独自の手法を取り入れた美しいデザインが大人の着こなしにマッチする。
3月6日(木)に新たに発売されるのは、「ボックストート」、「フラットトート」、「フラットミニショルダー」の3型。注目したいのは、集積パターンを立体的に革に落とし込む「シグネチャーレイズド」という新たな表現手法を取り入れている点。土屋鞄の頭文字の「T」を単体で用いるのではなく、集積することにより、「素材の表情の一つのように」表現しているのが特徴だ。
また、新作では濃厚なネイビーの中にグリーンのニュアンスが顔をのぞかせる数量限定色「グリニッシュブルー」も展開。カジュアルな着こなしはもちろん、紺・黒・茶系などビジネスの定番配色の装いにも合わせやすく、差し色としてさりげなく存在感を発揮する。ステッチ・コバ・内装生地の色は同じ青系でまとめ、ブラックシルバー色の金具をあしらってモダンですっきりとした印象に仕上げるなど、細部にもこだわっている。
「シグネチャーレイズド」で使用しているイタリア製のベース素材「バケッタ・ミリングレザー」は、手にするたびに色味を深め、柔らかな光沢を纏って味わい豊かな風合いへと経年変化するのも魅力。また、独特の立体パターンが徐々に馴染んでいく様子も楽しめる。
どのアイテムも長く愛用したくなる逸品だ。
TSUCHIYA ボックストート
ボックストートは箱型で荷物もすっきり収まり、スタイリッシュに持てるトート。「シグネチャーレイズド」をあえて目立つ場所に使わず、マチや底面、開口部にあしらうことで控えめに主張しているのがポイント。14インチのノートPCやA4ファイルが縦にストンと入り、気持ち良く収納できる箱型設計で、内装生地には再生糸ナイロンを採用。内側には小物類を収納できるフリーポケットも備えている。
TSUCHIYA フラットトート
フラットトートは「シグネチャーレイズド」の一枚革をフラットな形で大胆に使用したスマートで軽快なトート。開口部はマグネット仕様で開け閉めが容易。フラットな作りでありながらフレキシブルに広がるので、13インチのノートPCを収納することもできる。使うことで革が馴染んでいき、テクスチャーの変化や形状の変化も楽しめる。
TSUCHIYA フラットミニショルダー
フラットミニショルダーは底の角をつまんでふくらみを持たせ、立体的な形に仕上げた薄マチのミニショルダー。背面には薄手の小物が入るフリーポケットを配置。立体的に盛り上がったクッション入りの背当てや角の菊寄せは、ランドセルをルーツとする土屋鞄ならではの技術を生かしている。
TSUCHIYA KABAN
https://tsuchiya-kaban.jp/