コム デ ギャルソンが1994年にパリで立ち上げたフレグランスライン「COMME des GARÇONS PARFUMS(コム デ ギャルソン・パルファム)」が今年で30周年を迎えた。
"アンチパフューム"をコンセプトに掲げ、従来の“装い”を完成させる役割としての香りではなく“自分を奮い立たせる”スパイシーでドライな新機軸の香りは、フレグランスの流行の新しい流れを作った。また真空パックという斬新なパッケージも話題を呼んだ。デザイン、パッケージング、ボトル、さらには箱の中の緩衝材に至るまで、すべてがコム デ ギャルソンのスピリットを表現。現在のラインナップは数十種にまで及ぶ。
コム デ ギャルソン・パルファムの30周年記念して、新作フレグランス「ODEUR 10」と、真空パックに包まれたスペシャルなTシャツが登場。世界に先駆け11月20日からコム デ ギャルソン青山店で先行発売される。
ODEUR10
新作「ODEUR10」の名前の由来は、フランス語で過酸化水素を意味する「Eau Oxygénée(オー・オキシジェネ)」。美容室でおなじみのブリーチ剤や、傷の消毒に使う薬品の正体だ。
消毒用の濃度「10ボリューム」から着想を得たネーミングには、コム デ ギャルソンらしい遊び心が光る。ちなみにブリーチは通常20~30ボリュームと高濃度で使用される。(もちろん、実際の香水に過酸化水素は使用していない)
「消毒液の香り!?」と身構えてしまいそうだが、調香を手がけたナタリー・グラシア=セト(ジボダン所属)の手腕により、クリーンでピュアな印象の香りへと昇華。想像以上にソフトで丸みを帯びた、心地よい一面を見せてくれる。これぞコム デ ギャルソンが得意とする、既成概念を覆すアプローチだ。
真空パック入りTシャツ2型も同時発売
さらに「ODEUR 10」の発売を記念してTシャツ2型も同時発売。こちらはコレクターズアイテム化必至。気になる人はコム デ ギャルソン青山店へ急ごう。
コム デ ギャルソン
TEL:03-3486-7611