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これぞ、キコ流のツイスト!
アメリカンジーンズカジュアルの祖、「Levi's®(リーバイス®)」が、気鋭の若手として認知度を高めているブルガリア出身デザイナーのキコ・コスタディノフ(Kiko Kostadinov)と初コラボ。
1999年に発売され、人間工学に基づく3D立体裁断デニムとして人気を博した「エンジニアド・ジーンズ™」に、さらにひねりを加えたカプセルコレクションが8月22日(木)に発売された。
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このコラボカプセルコレクション「Levi's® x Kiko Kostadinov(リーバイス® × キコ コスタディノフ)」は、今年1月(メンズ)と3月(ウィメンズ)にパリで開催された「キコ コスタディノフ」2024-25年秋冬コレクションのランウェイにて披露されている。お家芸であるワークテイストを加味したブラックデニムが王道の「リーバイス®」とのコラボであると判明するや、世界中のジャーナリストやバイヤーたちからの問い合わせが殺到し、発売が待望視されていたのだった。
コラボ「エンジニアード・ジーンズ™」はブラックデニム!
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メンズではもちろん、キコ流解釈でもう一度光を当てた「エンジニアド・ジーンズ™」に注目。
ちなみに、ブルーデニムではなくブラックデニムを採用。ツイスト構造を進化させたキコ独自のシルエットは文字通り唯一無二の存在感を放つ。日本の「リーバイス®」では公式オンラインストアのみでの取扱いで初日に完売しているが、国外の「リーバイス®」ではまだ在庫がある。
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他店舗では、英国のセントラル・セント・マーチンズ卒業以来の懇意のストアである「ドーバーストリートマーケット ギンザ」をはじめ、「Kith Tokyo」「ビームス」「ユナイテッドアローズ」でも販売されている。早期完売が予想されるので、馴染みの販売員に問い合わせてみよう。
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デニムのほか、汎用性の高い「ジャージ カーディガン」もブラックとグレーの2色を用意。肌触りのよいコットン100%のスウェット地で、クラシックなスポーツウェアとウエスタンシャツをマッシュアップした味のあるデザインだ。フロントを開放するとウエスタンシャツの襟のようになり、閉じるとハイネックブルゾンへと見た目がチェンジする。
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しかもこのワークブルゾンに、90年代の忘れ形見である「エンジニアド・ジーンズ™」をコーディネートするというフリーダムな提案。
父が着る作業着に憧れを重ねた幼少期を原点に、時代背景やお国柄など、一見関わりが薄いと思われるエッセンスを独自の視点でまとめ切る力技が、キコの真骨頂だ。今回の「リーバイス® × キコ コスタディノフ」においてもユニークな軸はブレず、公式ヴィジュアルで明確に打ち出した。
ウィメンズのデニムにも注目
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ユニセックスコラボの「リーバイス® × キコ コスタディノフ」。もしサイズが合うならば、ブラウンで製品染めしたウィメンズデニムもお勧めだ。
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70年代のヒッピースタイルを彷彿とさせるフロントボタン仕様で、通気孔・歪んだ縫い目・3ラインのステッチ・大胆なダーツ縫いなど、メンズ以上にインパクトが強めのデザイン。しかも、フロントポケットとウエストバンドの部分は、なんとシェルパパネルとの切り替えしになっている。
秋冬が楽しみになるデニムパンツだ。海外通販サイトではウィメンズの34インチまで在庫がある。
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最後にヒップパッチに注目。いつもの「LEVI STRAUS & CO」と「ツーホース・マーク」と思いきや、その下になんと「KIKO KOSTADINOV」の文字が刻まれたオリジナルパッチだった。
もちろんメンズも同じ仕様だ。このスマッシュコラボ、第二弾の発表を心待ちにしたい。
Levi's® x Kiko Kostadinov
発売日:2024年8月22日(木)
型数:メンズ(3型)・ウィメンズ(3型)