ゴールドにプラチナ、ダイヤモンド…大人にふさわしいのは価値あるファインジュエリーのみ。そんな「本物」を、素材ごとに選び抜いた。一生をともにしたくなるパートナーが、見つかるはず。
イエローゴールド
もっともメジャーなイエローゴールド。金に銀や銅を混ぜ合わせてできた色合いは華やかな黄色味で、日本人の肌によく馴染む。
01:Cartier|「ジュスト アン クル」ブレスレット
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男の手元はごちゃつかないほうがいい。一点投入するなら、カルティエのシグネチャー「ジュスト アン クル」が頼れる。フランス語で“一本の釘”を表すモデル名のとおり、釘を円環状に曲げたようなフォルムは宝飾でありながら、力強さを感じさせる。鏡面仕上げでイエローゴールドの美しさが際立ち、手元をシックに彩ってくれる。日用品がファインジュエリーになったブレスレットで、反骨のラグジュアリー精神を示してみたい。
02:BVLGARI|「ビー・ゼロワン」ネックレス、リング
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ラグジュアリーながら型にハマらないジュエリーを求めるなら、ブルガリの「ビー・ゼロワン」をすすめたい。ローマの名建築・コロッセオの流麗な曲線と、工業製品のチューブから着想を得たデザインは唯一無二。定番より小ぶりなペンダントトップで、イエローゴールドのまばゆい輝きもいやらしく見えない。象徴的なロゴをあしらったリングは、身につけるだけでエレガントな印象に。
03:BOTTEGA VENETA|ドロップ リング
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常に自分の視界に入るリングは、気持ちを高揚させる特別なジュエリー。ボッテガ・ヴェネタのしずくの形を模したリングなら、手元に見惚れて日常に華やぎを与えてくれる。見る角度によって球体に見えたり、勾玉のようにも見えたりと、自在に表情を変える。キャスティング技法という中を空洞にする技術を駆使しているため思いのほか軽い。(2025年初春発売予定・11月28日より麻布台ヒルズ店で先行発売)
04:SHIHARA|ライン リング
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余分なものが削ぎ落とされたストイックなリングは、素材の上質さを生かしたミニマルな形に落とし込まれている。5種の太さから選ぶことができ、重ねづけも楽しめる。コストパフォーマンスのよさとも相まって、パートナーとのシェア使いにもぴったりだ。
05:Gabriella Kiss|ラブ トークン リング、ラテン インスクリプション リング
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NYで彫刻を学んだデザイナーが手がけた、クラフツマンシップが宿るリング。涙を流した瞳のリングには「苦しみなくして何もなし」を意味するラテン語が刻まれ、左のリングには「愛はすべてに打ち勝つ」のメッセージが入る。お守りのように毎日身につけたくなる逸品だ。
06:le gramme|ケーブル ブレスレット
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ワイヤーロープのようなブレスレットは、インダストリアルな佇まい。建築やアートは奇数が深いかかわりをもっていることに着目し、ル グラムのほぼすべてのアイテムが奇数のグラム数、というエピソードも誰かに話したくなる。円筒部分にはブレスレットの重量を示す11gと刻印されている。
07:DIOR|「ジェム ディオール」ブレスレット
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ムッシュ ディオールのアトリエの壁に貼られた布地見本からインスピレーションを得て、鉱物の地層のようなデザインに昇華させた「ジェム ディオール」。形の異なる長方形のピースが高低差をつけて不規則に連なったブレスレットは、エッジィなデザインで着こなしをエネルギッシュに彩る。光の当たり方でイエローゴールドが瞬くようにきらめき、手元から浮かび上がるような存在感を放つ。
ホワイトゴールド
金に銀やパラジウムなどの白色金属を混ぜ合わせ、抜けるような白さに仕上げたホワイトゴールド。金属の光沢を感じるブライトカラーでクールな印象も。
08:REPOSSI|「アンティフェール」ブレスレット
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華美でなくファッションとしてデイリーにつけられるファインジュエリーなら、レポシのブレスレットを推したい。荘厳な山のように先のとがったフォルムを二つ重ね合わせたソリッドなデザインは、ホワイトゴールドでいっそう洗練された印象に。ミニマムに削ぎ落とした大人のスタッズアクセと言えるかも。1957年にイタリア・トリノで創業した老舗で、モナコ公室御用達にもなったという由緒あるジュエラーなのも信頼できる。
09:Chrome Hearts|ダガー リング
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クロムハーツといえばシルバーを思い浮かべる人が多いと思うが、実はホワイトゴールドも存在する。このダガー リングは1992年に登場した定番。ホワイトゴールドにブルーサファイアがセットされ、新しき名品にクラスアップ。ブランドのものづくりの姿勢が凝縮された繊細さも魅力。
10:BUCCELLATI|「マクリ」バングル
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シンプルモダンなバングルだが、上質な和紙のように繊細な筋目が無数に入っている。実はこの筋目、メゾンの熟達した職人がルネサンス期から引き継がれる技法を駆使して、ゴールドの表面に細かい線を手彫りしているというから驚く。軽やかでありながら職人技による精緻な意匠は、まさに“神業”。
グレーゴールド
ホワイトゴールドよりもほんのり暗い、重厚感を感じるグレーゴールド。割り金に鉄と銀を使っており、黒みがかった銀色で控えめな雰囲気を演出する。
11:SAINT LAURENT|ハートペンダント ネックレス、スターペンダント ネックレス
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ホワイトゴールドの明るい輝きに気後れしてしまうなら、やや黒みを帯びたグレーゴールドという手がある。あまり出回っていないカラーだが、サンローランが再生ゴールドで作っていた。1㎝に満たない小ぶりなトップのモチーフはハートにスターと、王道こそ正道と言わんばかりに真っ向勝負。グレーゴールドだからこそ、レディライクにならず落ち着いた輝きを放つ。チェーンの長さは調節可能。
プラチナ
プラチナは日本語で「白金」とも呼ばれる稀少な金属。ホワイトゴールドと混同されやすいが、プラチナは素材自体が白い色をしている。耐久性に優れ、酸化や変色をしにくいという特性も。
12:CHAUMET|「リアン エヴィダンス」リング
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240年以上もの歴史を継承するフランスの名門ジュエラー、ショーメ。中心に配された結び目のモチーフは、コレクション名にもある「リアン(絆)」をモダンにデザインしたもの。どんなときも大切な誰かとつながっていたい。そんな温かな気持ちを形にしたリング。色も輝きも変わらないプラチナは結婚指輪にも、節目のセカンドマリッジリングにもおすすめ。これ見よがしな愛情表現は気恥ずかしくても、モチーフに思いを託せばさりげなく身につけられそうだ。
13:GINZA TANAKA|プレートチェーン ブレスレット
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国産でも海外のメゾンに引けを取らないファインジュエリーはある。ギンザタナカは1892年から続く貴金属専門店で、確かな品質と飽きのこないデザインが持ち味。高純度で多彩なバリエーションのジュエリーを取り揃えている。中でもプラチナに関しては、日本におけるオーソリティで信頼度抜群。プラチナプレートをセットしたキヘイブレスレットは優しい輝きと美しいシルエットで手元を飾る。セカンドスキン感覚のしなやかなつけ心地も魅力。
ダイヤモンド
自然に存在する中で、最も硬度の高い物質であるダイヤモンド。比類なきクリアな輝きは、大人だけが似合う風格を感じさせる。
14:LOUIS VUITTON|「ル ダミエ ドゥ ルイ・ヴィトン」リング、ネックレス、ブレスレット
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メゾンを象徴する市松模様のダミエ・パターンで仕立てたファインジュエリーコレクションには、クラフツマンシップとヘリテージが結合したタイムレスな魅力があふれている。ゴールドとダイヤモンドを交互に配したクリエイションには、高度な技が施されているのがわかる。本物を手に入れるなら、こんな最上級のラグジュアリーに懸けたい。
15:WAKO|アショカダイヤモンド ネックレス、リング
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日本では和光のみが直接買いつけを許されているという、62面ものカット面をもつアショカダイヤモンドを使ったジュエリーは貴重だ。ゴールドとプラチナの2層づくりで、極力装飾を省いたデザインに徹することでダイヤモンドのノーブルな輝きを強調している。
16:PIAGET|「ポセション」リング
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重なり合うホワイトゴールド製のリングのパーツがスムーズに回転するという仕掛けを備えた作りに、ブリリアントカットのダイヤモンドがきらり。身につけた人にだけわかる遊び心。ただ美しいだけじゃない、プレイフル&シックなジュエリーが一生の相棒となる。
17:MESSIKA|「ムーヴ ウノ」フレックス ブレスレット
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一粒のダイヤモンドがフレームの中を動く。それだけで惹かれるし、日常の仕草さえも優美に見せる。ホワイトゴールド製のブレスレットにパヴェダイヤモンドがきらめきながらも余計な主張はしない。その媚びない佇まいがなんとも凜々しく、これこそがメシカのクリエイションの真骨頂だ。
18:NIKOLLË RADI|プラチナ×YG×ダイヤモンド リング
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プラチナをワイヤー状に引き伸ばしてジオメトリックな紋様を作ったリングは、ニコール・ラディのクリエイティビティを惜しみなく注いだ逸品。それはどんな角度から見ても隙のない、小さなオブジェのような美しさ。指につければヴィンテージダイヤモンドが光を放って視線を惹きつける。