大人の財布にふさわしいカラーといえば、やはりシンプルでシックな印象を醸し出す黒。ここでピックアップした7型のモデルなら、機能もデザインも申し分ない。
01:PORTER|DIGAWEL × PORTER SHOULDER POUCH
大きなボタンが象徴的なコラボレーション財布
ポーターが展開するストアのひとつ「ポーター スタンド」の10周年を記念したディガウェルとのコラボレーション。ストアのコンセプトのひとつである「トラベル」をテーマに、ナイロン生地のコレクションをつくりあげた。そのひとつがこのショルダーポーチ。ふっくらとしたフラップと同素材の大きなくるみボタンが目を惹く。ショルダーストラップは取り外し可能で、財布としても機能。
パーツやピスネームには、このカプセルコレクションのキーカラーである「イエロー」が採用されアクセントに。背面のファスナーポケットにスイスの「riri(リリ)」のファスナーを使用しているのもディガウェルらしい。ブラックとオリーブの2色展開。ブルー裏地の内装は共通で、オープンポケットはスマホが入るサイズ。縦12.5×横18.5cm ファスナーポケット2箇所、オープンポケット2箇所、カードスロット6箇所。
02:A.P.C.|CHARLES TRIFOLD WALLET
シンプルで気が利いていている三つ折り財布
ウェア同様、革小物にもエスプリの効いたアイテムが多いアー・ペー・セー。今季の新作財布もコンパクトで収納性が高いのはもちろん、カードスリットが出し入れしやすくアールにカットされるなど、ディテールがよくできている。三つ折りながらコインポケットを内包し、外装がすっきりしているのも魅力的だ。
表側はシボが際立つグレインレザーで、ドットボタンにさり気なくA.P.C.のロゴが刻印が施されている。内側はスムースレザーですっきりとしたルックス。ミニマルながら使うほどに愛着がわく、そんな逸品だ。縦9.5×横8×マチ3cm コイン入れ1箇所、札入れ1箇所、カードスロット4箇所。
03:ETTINGER|MONEY CLIP WITH ZIP
英国王室御用達ブランドならではの品格に心酔
1934年創業のエッティンガーは、今もハンドメイドを貫く英国王室御用達の高級レザーグッズメーカー。男子が憧れるマネークリップにコイン用のファスナーポケットを付けたコンパクト財布は、今年の新作だ。1930年代にヨーロッパの上流階級の間で人気を博した独特のシボが特徴のヤギ革を復刻して採用。また当時流行したアールヌーボー調の曲線を描くデザインを内側のカードスリットに取り入れた。
マネークリップに挟んだ紙幣の片方を、仕切りの内側に収納できる仕様が秀逸だ。ファスナーポケットは片マチで、レザータブも付き開閉がしやすい。内側には英国王室御用達と認定された1996年当時のチャールズ皇太子(現国王)のロイヤルワラントの刻印も。英国紳士のようなスマートな立ち居振る舞いが叶う。縦9×横11.5cm コイン入れ1箇所、マネークリップ1箇所、カードスロット4箇所、フリーポケット2箇所。
04:Hender Scheme|flap billfold
サイズ感も使い勝手もいいエンベロープ型
上質な植物性タンニンなめしのレザーで有名なイタリア、イル・ポンテ社のエンボスドレザーを採用した新シリーズがこの12月に登場。フラップ式のコンパクト財布は、3つのポケットを縫い合わせたデザイン。美しいシボがフォーマルな印象ながら、裏地には無染色のヌメ革をあしらいエンダースキーマらしい革小物に。
3つのポケットはフラットなカードケース、ファスナー付きコインケース、マチ付きのオープンポケットとそれぞれ形状が異なる。真ん中のコインケースはL字ファスナーで大きく開くので、とても使いやすい。オープンポケットに紙幣を折り畳んで入れれば、必要なものがひとつに収まる。ブラック、オレンジ、オリーブなど全5色。縦8.5×横11.5×マチ3cm コイン入れ1箇所、カードスロット1箇所、オープンポケット1箇所。
05:BONAVENTURA|SAVOIA × BONAVENTURA Small Wallet
ヨーロッパの名門貴族のカラーを限定色に
イタリア・ミラノを本拠地とするレザーグッズブランド、ボナベンチュラ。シュリンクレザーを贅沢に採用したコンパクトウォレットは完売する品番も多く、中でもこの三つ折り財布は内装にまでシュリンクレザーを使用した特に人気のデザインだ。今年はホリデーシーズンに向けて、サヴォイア家とのコラボレーションによるバイカラーをラインナップ。
サヴォイア家はイタリアの建国にもかかわった王家としても有名なヨーロッパの名門貴族。今回採用されたサヴォイアブルーは1300年代の十字軍遠征で旗の色に使われ、今も大統領旗などでおなじみのナショナルカラー。ボナベンチュラが誇るシュリンクレザーをサヴォイアブルーで染め上げた限定コレクションは、ブラックレザーとのバイカラーもモダンだ。革がやわらかくてコインや紙幣の出し入れがしやすいのも特筆。縦7.5×横9.5×マチ3cm コイン入れ1箇所、札入れ箇所1、カードスロット3箇所、フリーポケット1箇所。
06:BEORMA|MULTI PURSE
英国老舗のDNAを受け継ぐマルチな財布
2022年にその長い歴史に幕を閉じた英国老舗のレザーグッズブランド「ホワイトハウスコックス(WHC)」の後継ブランドとして、セレクトショップなどでも人気を集めるベオーマ。新作として今年発売されたマルチ パースは、コンパクトウォレットの新定番であるL字ファスナー財布にボックス型コインポケットを付けたアイデア商品。
コインポケットは大きく開いて見やすく、ファスナーを開けずともコインの出し入れが可能に。本体側は中央のフリーポケットのまわりにスペースがあるので、レシート類や紙幣を折って入れるなど、必要なものがすっきり収まる。使うほどにやわらかくなるイングリッシュブライドルレザーに、スイスのriri社製ファスナーという組み合わせもクラシックで素敵だ。縦9.5×横11.5cm コイン入れ1箇所、カードスロット3箇所、フリーポケット2箇所。
07:POSTALCO|Card & Coin Wallet
革とプレスコットンでできたマルチに使える財布
伝統的な日本のものづくりの技術に敬意を払い、日々の暮らしに寄り添うアイテムを展開するポスタルコ。定番製品も多く、このカード&コインウォレットも長年愛されているひとつだ。外側はタンニンなめしの切りっぱなしの牛革、内側にテント地をつくる機械でプレスしたPFASフリー(化学物質不使用)のコットンを使用したカードケースのようなデザイン。
ドットボタン開閉の2室構造で、フラップ付きのポケットにコインを、もう一方のオープンポケットにはカードが収納できる。サイドに1万円札がぴったりと入る紙幣入れも装備。シンプルだからこそ使いやすく、自然の素材を活かしているから、使うほどに愛着が湧く。縦8×横11×マチ2cm コイン入れ1箇所、札入れ1箇所、オープンポケット1箇所。
ポーター スタンド 新宿 TEL:03-6380-5230
アー・ペー・セー カスタマーサービス TEL:0120-500-990
エッティンガー銀座店 https://ettinger.jp/
スキマ 恵比寿 TEL:03-6447-7448
ボナベンチュラ https://jp.bonaventura.shop/
グリフィンインターナショナル TEL:03-5754-3561
ポスタルコショップ TEL:03-6262-6338