キャッシュレス化が進む中、選択肢の1つとして定着したミニ財布。ハイブランドが手がけたアイテムなら、スタイリッシュなデザインで小さいながらも存在感抜群だ。
01:DIOR|CD DIAMOND CANVAS TRIFOLD WALLET
ディオール グレーの「CDダイヤモンド」を
ディオールのアーカイブをキム・ジョーンズが再解釈して、モダンに蘇らせた「CD ダイヤモンド」。ディオールを長きに渡って牽引したマルク・ボアンが、1974年にデザインした建築的ラインのダイヤモンドモチーフがオリジナルだ。SLG(スモールレザーグッズ)を筆頭にバッグやシューズでも展開され、今や人気の筆頭に。カード収納に特化した縦型の3つ折り財布は2024年スプリングの新作だ。
「CDダイヤモンド」キャンバスは、CDを象ったダイヤモンドモチーフのところどころに小さく“DIOR”ロゴがあしらわれている。内装のスムースカーフスキンもディオール グレーで、静謐なルックス。開け閉めが楽しくなるマグネットスナップボタンの感触も、欲しくなる理由のひとつ。縦10 ×横9×マチ2cm 札入れ1箇所、カードスロット7箇所、フリーポケット1箇所。
02:LOEWE|PUZZLE EDGE COMPACT WALLET
アーシーなマルチカラーの「パズル」に注目
「パズル」はジョナサン・アンダーソンが手がけた初のシグネチャーバッグとして、2015年春夏にデビュー。バッグだけでなくSLG(スモールレザーグッズ)も多様に展開され、ロングセラーを誇っている。幾何学モチーフをパズルのように組み合わせたデザインがその象徴だが、「パズル エッジ」は従来の「パズル」とは違い、このウォレットのようにレザーを重ねてワンステッチで縫い合わせているのが特徴のシリーズ。
「パズル」の魅力はその意匠を活かした豊富なカラー展開にもあり、マルチカラーもバリエーションが多い。新作の縦型二つ折り財布には、今の気分にマッチするベージュ、ブラウン、カーキグリーン=アーシーカラーが登場した。同じカウスキンながら色によって表面のキメが微妙に異なるのも、趣があっていい。外付けのコイン入れ、カードスロットも多く、使い勝手も抜群でジャケットなどのポケットにも収納しやすいサイズがうれしい。縦11.8×横9.3×マチ1cm コイン入れ1箇所、札入れ1箇所、カードスロット6箇所、フリーポケット4箇所。
03:GUCCI|TRIFOLD WALLET WITH GG DETAIL
コントラストカラーが効いたGGディテールの新型財布
グッチのモチーフをさまざまな解釈で取り入れたミニウォレットのシリーズ。この三つ折りは収納力をアップさせた新型だ。ブランドを象徴するベージュ&エボニーのクラシックなGGスプリーム キャンバスに、ブルーのインターロッキングGのハードウェアをあしらった。アーカイブのディテールを組み合わせて、モダンかつ機能的な財布に昇華している。
ボタンを開けると中はGGディテールと同色の鮮やかなブルーレザー。ボタン留めのコイン入れは両マチで大きく開き、札入れ部分は効率よくカードを収納できるデザイン。コイン入れの背面にもポケットがあり重宝する。縦9.5×横7×マチ3.5cm コイン入れ1箇所、札入れ1箇所、カードスロット6箇所、フリーポケット4箇所。