2023.08.05

モンベル、パタゴニア… エディターが「買ってよかった」愛用バッグ5選

取材で街を駆け回り、遠方に出張に行くことも多いUOMOエディターは、常に使い勝手の良いバッグを探している。ここで紹介する愛用品は、自信をもっておすすめできるものばかりだ。

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01:Patagoniaのブラックホール・MLC 45L

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ここ1~2年、とにかく国内旅行に行きまくった。仙台、新潟、松本、名古屋、伊勢、京都、神戸、四国一周、九州一周、五島列島…大抵は趣味の鉄道旅で、週末を使った一泊二日か二泊三日がメイン。一泊二日なら普通のバックパックか大きめのトートバッグで十分なんだけど、二泊となると容量的にややキツイ。いや、軽装な夏場なら大丈夫なんだけど、服がかさばる秋冬は無理。というわけで、二泊~三泊できる旅行バッグを探し始めた。 旅行バッグといえば、世の中はキャリーケース全盛時代なわけだが、ホイールつきは鉄道旅には不向き。ならばと、長年買おう買おうと思いながら、結局先延ばしにしていた「アレ」を手に入れるチャンスだと、特に比較検討することもなくオンラインで購入したのがこの名作。 収納力、使い勝手の良さについては今さら自分が述べるまでもないが、やっぱりスーツを着ての出張にも対応できるデザインは嬉しいところ。自分は唯一、色をブラックのワントーンにするか、あえてちょっといなたいグレーにするかでかなり迷った。最終的には「ブラックホール」という名称にちなんで素直にブラックを選択。ちなみに自分はバックパックとして持つことはほとんどなく、基本はショルダーにしている。 UOMO編集長 池田

02:mont-bellのU.L.ナップサック

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春から週末ハイキングを始めた。といっても、電車で行けて、日帰りできて、体力がなくても安心な東京近郊の低山限定。バッグもウェアも大袈裟なものは嫌で、ハイク後にレストランに入っても何とかなるものが必要になった。アウトドアとは距離のある普段の自分の姿と、週末の自分の姿が乖離しすぎていると落ち着かないのだ。 結果、背負うのはいわゆるジッパータイプのバックパックはやめて、なんてことないナップサックにしようと決めた。ただ、コットンではさすがに心許ない。ただ「とりあえずモンベル」の法則で、いきなり理想的なナップサックが見つかった。このナイロン素材、そういえば数年前にショルダーバッグタイプを使ったことがあった。撮影現場でもスタッフ使用率の高い万能サコッシュだった。超軽いこのU.L.シリーズに、ナップサックがあったとは。 そして購入翌日、まずは飯能市の天覧山へ。入れるものは雨具と日焼け止めと水とおにぎりくらいなので、13Lの容量で十分だったし、ガラスに反射した自分を見て「いま山に行ってきました」みたいな、あからさまな風貌には見えなかったので安心した。 UOMO編集 中野

03:FILSONのRUGGED TWILL DUFFLE BAG

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2023年最初の買い物。「これ、あるといいな」と昔から思っていたものをうっすら酔った元日の夜にポチってしまった。いわゆるウィークエンダーバッグとして使えるフィルソンのツイルダッフルです。大学生の頃に「プロペラ」みたいなアウトドア系のショップの隅っこに置いてあったのを横目で見ていて、欲しいけど重くて邪魔そうってことでスルーしていました。 いざ自宅に届いてみると、ブライドルレザーのベルトもワックスキャンバスはやっぱり重いし、旅行中ずっと持ち続けるのはキツそう。でも、どうせ一番使うのはゴルフだろうから車で運ぶし、どうにかなる。 国内旅行のデファクトスタンダードがコロコロになってしまった今だからこそ、「丁寧な旅」をしている風情があってアリな気がします。 UOMOブランド統括 山崎

04:BradyのUA別注ショルダーバッグ “KINROSS LARGE”

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ずっと欲しいなあと持っていた英国発「ブレディー」のバッグをついにゲット。選んだモデルは定番の「ARIEL TROUT」じゃなくて、ユナイテッドアローズ別注の「KINROSS LARGE」です。 まず目を引いたのが、別注生地のタータンチェック。ニットもパンツもアウターもネイビーばかりの自分の冬の着こなしのアクセントにぴったりだなと。デイリーな通勤バッグにマストなMacbook Airがすんなり収まる大きめサイズという条件もクリア。開口部がストラップによる2点留めの「ARIEL TROUT」に比べて、ものぐさな自分にも使いやすい一点留めというのもうれしい。 ところで、ブレディーのバッグの定番生地でこのバッグにも採用されている「ドリルドロップ」は、イタリア・リモンタ社のツイル生地の間にポリウレタンの膜を挟んだ3層構造で、表面に防水加工を施しているため水にも強い。今回購入するにあたってブレディーのバッグについて改めて調べてみて恥ずかしながら初めて知りました。僕は完全に見た目から入っちゃいましたが、ハンティング、フィッシングバッグとして長く愛され続けている理由の一端はこんなところにもあるのですね! UOMO副編集長 薬師神

05:Toogood×PORTERのTHE EDITOR TOTE

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話は数年前に遡る…仲のいいスタイリストの庄くんがポーター×トゥーグッドの黒いトートバッグを持っていて、他人のものなのにひと目惚れ。人と同じものを欲しいと思うことはないんですが、この時だけは別。速攻でググったものの、全て完売済み。諦める他なかったわけです。しかし、手に入れられなかったものほど頭から離れないわけで…。 それからしばらくして、数年ぶりに再度コラボをするとの情報が。発売開始20分前からパソコンに張り付き、見事争奪戦を制しゲトりました! 黒もあったんですが、色まで庄くんをパクるのはキツいなと思い、元々好きな色のベージュに。内張はタンカーらしさ満点のオレンジ。ハンドルは肩掛けと手持ち、それぞれの長さがあって使い勝手も本当に考えられている。 そしてなにより一番気に入っているのはこのバッグの名前が「エディタートート」なところ。まさに自分の職業のために作られたバッグと勝手に運命を感じている。このバッグに恥じぬように仕事をしたいと、ちょっと自分を鼓舞するバッグでもあるわけです。 UOMO編集 鶴田


Lead text:Tetsu Takasuka

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