普段使いでも旅でも活躍してくれるのが大容量のトートバッグ。カジュアルな印象が強いアイテムだが、ハイブランドの逸品なら洗練されたデザインで大人の着こなしをグッと格上げしてくれる。ここでご紹介するアイテムなら、どれも持っておいて損はない。
01:MARNI|FLOCK DENIM SHOPPING TOTE
注目素材フロックデニムのトートバッグ
「マルニ マーケット」のカラフルなバッグがブレイク中のマルニ。2023年春夏のコレクションラインでも、鮮やかなカラーのバッグをラインナップする。新作は今シーズンのテーマ「日没」を象徴するオレンジ色の縦長トート。表面は通常のデニム、裏面はミニファーのような光沢と毛足のあるフロックデニムを採用して、同色ながらコントラストのきいたバッグに仕上げた。
フロックデニムはランウェイにも登場した、今季注目の素材。マルニお得意のシンプルな縦長トートに取り入れることで、その素材感を際立たせる。フロックデニムの独特の表情を楽しんでコーディネートしたい。中はミニマルな一室構造。縦40×横33×マチ15cm。
02:GIVENCHY|G-SHOPPER TOTE BAG LARGE
ラグジュアリーなキャリーオールトート
透明な厚手のポリエチレン素材にGIVENCHYロゴのストラップ、縫い目の補強にはレザーもあしらわれ、チープに見えないのが人気の理由。さらにメインのコンパートメントには、「GIVENCHY 4G」の箔押しロゴがあしらわれたカーフスキンのフラップ付きポケットが。要所にクチュールブランドならではの、細やかな息づかいを感じる。
2022年秋冬シーズンに登場したGショッパー ラージは、デイリーなショッピングバッグや、旅行にも重宝するビッグサイズが魅力。中が見えるから、キッズのおもちゃの収納など、インテリアバッグとしても優秀だ。縦45×横50×マチ17cm。
03:LOEWE|FOLD SHOPPER STRIPES
夏カジュアルを格上げするラフィアトート
90年代にレイヴカルチャーの隆盛で脚光を浴びた、スペインのイビサ島。ロエベのクリエイティブ ディレクター、ジョナサン・アンダーソンは幼少期に家族旅行で訪れ、美しい自然と前衛的なカルチャーに感銘を受けた。そんなサイドストーリーから2017年に世界中のアーティストやミュージシャンに愛されたイビサ島の伝説的ブティック「パウラズイビザ」とのコラボレーションがスタート。以来このコレクションが夏の恒例となった。
今季の目玉はこのラフィア素材のボーダー柄トートバッグ。底部分が平に折り畳め、軽量で丈夫だから、ショッピングバッグとしてはもちろん、旅行バッグやサブバッグとしても最適だ。イエローやグリーン、旬のカラーボーダー柄が、持つだけでファッション感度を上げてくれる。中は裏地なしの一室構造。縦32×横50×マチ19cm。
04:PRADA|Raffia tote bag
ラフィア素材が軽やかな夏スタイルを演出
フロントにトライアングルロゴを編み込んだ、今シーズンの新作トート。ラフィア椰子の葉から採れる天然繊維を使用して、格子状に編み込んだ。ラフィアは軽くて丈夫、柔軟性があることから、近年、脚光を浴びている素材。今季はプラダからもラフィアのバッグが、バリエーション豊富に展開されている。
いちばん大きいサイズのトートバッグは、バスタオルなどが折り畳んで余裕で入る大きさ。リゾートやビーチでのバッグにぴったりだ。薄マチで型崩れしにくいから、タウンユースももちろんOK。コーディネートに夏気分やリラックス感を添えたいときにはぜひ。縦42.5×横41×マチ4cm。
05:Maison Margiela|SHOPPING BAG
ビッグナンバリングタグが新鮮なトート
フェイクレザーの大きなラベルが目を引く、23年春夏コレクションで登場したビッグサイズのトートバッグ。一見ラフィアのように見えるボディは、セルロースとポリエステルを混紡した耐久性のあるグログラン素材。ストラップも実はサスペンダーというデザインで、持ってみるとその軽さにも感動を覚える。
内側はメゾンのシグネチャーであるティッキングストライプのライニングが施され、フラットポケットがひとつ。リゾート感がありながら、タウン仕様でつくられたまさに夏向きのバッグ。コーディネートにもさわやかな風を吹かせてくれる。縦34×横55×マチ17cm。