カジュアルながらもエレガンスを主張できるローファーは、大人のオフスタイルに最適なアイテム。ここで紹介する4足であれば、どんな着こなしも格上げしてくれるはずだ。
01:FOOT THE COACHER
ミニマルなデザインが魅力的な「フット・ザ・コーチャー」の新作
大人のカジュアルな着こなしにも似合う革靴の代表格がローファーだ。フット・ザ・コーチャーがこの度リリースした新作、ミニマル ローファーはその名の通り無駄を削ぎ落としたデザインで、より洗練された着こなしを実現できる。
特徴的なのは甲部に配されたモカシンステッチ。シンプルなデザインの中でさりげないアクセントになっている。アッパーには適度にオイルを含んだきめの細かい北米産ステアハイドを採用。つま先にゆとりを持たせたクラシックなフォルムのラストを用いることで、締め付け感の少ないラグジュアリーなフィッティングを実現している。
また、ソールは2種類からセレクトが可能。しなやかで返りの良いレザーソールと、屈曲性と対摩耗性に優れたオリジナルソール「HARDNESS 50」を使用した2タイプが用意されており、自分の好みに応じたものを選ぶことが可能だ。 流行に左右されないタイムレスなデザインゆえ、長く愛用することができるだろう。
02:CLARKS ORIGINALS
ワラビーローファーが待望の復刻!
創業200周年を再来年に控えた英国のシューズブランド「CLARKS ORIGINALS(クラークス オリジナルズ)」から、なんとオリジナルデザインの「Wallabee Loafer(ワラビーローファー)」が復刻された。デザインはもちろん約半世紀前に人気を博した初代を踏襲。時代を超越した完成度の高さで、50年の時を経ても旬のスタイルにフィットする。
カラーはブラックとメープルの2色。「クラークス オリジナルズ」が‟オリジナル”たる所以でもある、ソフトな風合いのスエードアッパーやチャンキーな同系色ソールなど、1825年にC. & J. Clark International Ltd,として創業して以来、多くのシューズブランドが追随したオーセンティックなデザインに注目したい。最大の特徴は、シューレース箇所に前掛けのように加えられたエプロンシーム。スタンダードな「ワラビー」よりもチャーミングで、着脱も容易だ。
03:GUCCI
原点回帰したホースビットローファー
ローファー熱の高まるこの春は永久名品を手に入れる絶好のタイミング。一口にホースビットローファーといえど、細長いシェイプなどさまざまな展開がされてきたが、クラシック気分が継続中なので原点に立ち返り、オリジナルの一足をまず買いたい。
1953年に製作されグッチを象徴するアイテムの一つとなったホースビットローファーはやはり揺るぎない別格の存在。1980年よりファッションデザインの模範としてメトロポリタン美術館の永久所蔵コレクションに加えられているほど、文句のつけようがない一足だ。
04:J.M. WESTON
ブランドのアイコンである名品の復刻
ジェイエムウエストン(J.M. WESTON)から、ドレスな装いにもカジュアルな装いも格上げしてくれる新作シューズが登場。メゾンのアイコンである「シグニチャーローファー #180」の新色で、艶と洗練さを兼ね備えたパテントレザーを使用したブラックカラーが魅力だ。
リモージュの工場の職人による約150もの手作業を経て完成するこのローファーは、変わることのない端正なシルエットが魅力。美しい光沢を放つパテントレザーが、足元を華麗に彩ってくれるだろう。