冬場を快適に過ごすには、体温調節が重要になる。そのためには、アウターだけでなく、インナー選びも重視したい。そこで、セーターからベストまで、人気アウトドアブランドの優秀なインナーをピックアップしてみた。
01:ザ・ノース・フェイス|30th ヌプシスウェットフーディ
ヌプシジャケットが1992年に登場して、今年で30周年。そのヘリテージモデルが初登場したカタログの表紙を、背面に大きくプリント(トップ写真を参照)したフーディ。フロントにも「1992」の年号をフィーチャーしたオリジナルロゴと、祝福の言葉が添えられている。
リサイクルポリエステルを使用した軽くてふくらみのあるスウェットを、裏起毛してフリースライクな着心地に。サイドにリブガセットを施したクラシックなデザインも好印象。ブラック、ホワイト、ミックスグレーの3色展開。
02:モンベル|クリマエア ベスト
毛足が長く抜群の保温性と軽さを誇る、モンベルの独自素材「クリマエア」のフリースベスト。両脇にストレッチ素材を配しているから、運動量の多い場面でも快適に着られる。デザイン的にもすっきり見えるから、ファッションユースしやすい。
レイヤリングアイテムとしてはもちろん、インドアでの防寒着としてもおすすめ。写真のブラックほか、アイボリーとブラウンの全3色展開で、ストレッチ部分と胸ポケットはいずれもブラック。
03:L.L.ビーン|ヘリテージ・セーター ノルウェージャン クルーネック
1980年代に一世を風靡して以来、ロングセラーとなっている「ノルウェージャン・セーター」。模様が鳥の目のようになっていることから「バーズアイセーター」とも呼ばれていて、古着市場で人気を博しているアイテムだ。今年はブランド誕生110周年にちなんでバーズアイ柄のトートバッグなどもラインナップしており、定番のセーターにも新色が登場した。
ゆったりとしたシルエットは当時のまま。素材には高品質ウール100%を使い、首回り、袖口、裾はリブ編み。ノルウェーの職人によってひとつひとつ丁寧に手で仕上げられている。厳しい寒さの中でも暖かさを保ってくれる厚手の生地なので、これからの季節に必携の一枚。
04:アークテリクス|コバート ハーフジップネック
ハーフジップスタイルのコバートのバリエーション。ジップを閉じてスタンドカラーニットとして、開けてスキッパー風にと活用しやすい。袖の圧着ポケットがアクセントになって、一枚で着たときもスタイリッシュな印象。
今季のキーカラーForage Heather(フォリッジ ヘザー)は、ミリタリー調のニュアンスもあり、コーディネート力抜群だ。タートルカットソーやシャツをインナーにしたり、スカーフなどをプラスしてと、ネック盛りを考えるのも楽しい。