アウトドアだけでなく、冬の街着にも最適なウェアを豊富にラインナップしているパタゴニア。中でも人気が高いのが、インナーとしても着られるコンパクトなダウンアイテムだ。ここでは、それぞれ用途に応じて使い分けられる4型をピックアップしてみた。
01:サイレント・ダウン・クルー
4ウェイストレッチのやわらかいポリエステルタフタに、600フィルパワー・リサイクル・ダウン100%を詰めたセーター感覚で着られるプルオーバー。襟ぐり、袖口、裾はゴム仕様であたたかさを逃さない。起毛ニット裏地をあしらったジッパー式のハンドウォーマーポケットも機能的。
PFCフリーDWR加工が施され、防風性もバッチリ。旅先での防寒、アウトドアのミドルインナーとしてはもちろん、デイリーにフーディやタートルネックとの重ね着でレトロなカジュアルスタイルを楽しむのもよし。
02:ダウン・セーター・ベスト
気温差が激しい時節に活躍してくれるダウンベスト。ダウンジャケットを着るほどではないというときに重宝するのはもちろん、車移動が中心というライフスタイルの人にも支持されている。体が冷えを感じるボディ部分を暖めてくれて、袖がないからアクティブに動けるのが最大の魅力だ。
パタゴニアの名品ダウン・セーター・コレクションが今年、再デザインされた。防風シェルが海洋プラスチック汚染の原因のひとつでもある漁網をリサイクルした、ネットプラス・ポストコンシューマーリサイクル・ナイロン100%のリップストップに切り替わったのだ。この製品を選ぶことで、海洋プラスチック汚染の削減に貢献できるのは、文化系アウトドア男子にとってちょっとうれしいニュース。
ダウン・セーター・ベストはアームホールにも余裕があり、フリースやセーターの上に羽織れるのもうれしいポイント。一枚でアウターやインナーダウンに、そしてレイヤードの着こなしにも最適。ファスナーまでワントーンだからコーディネートもしやすい。
03:ダウン・セーター
その名の通り日常的に着やすいライトダウンジャケット。軽量な防風シェルにRDS認証済み(レスポンシブル・ダウン・スタンダード/責任あるダウンの調達基準をクリア)の800フィルパワー・ダウンが詰まっている。縫製はフェアトレード・サーティファイド(公正貿易認証)と倫理的につくられているのもパタゴニア製品の魅力。
スタンドカラーのベーシックなデザインは、合せる服を選ばず、さまざまなシーンで着ることができる。きれいめコーディネートに取り入れれば抜け感の演出に、ジーンズやチノパンでレトロなアメカジムードをまとうもの一案。文化系アウトドア男子のマストハブとして要チェック。ワントーンだけでなく、ファスナーが配色のパターンも展開。
04:ダウン・セーター・フーディ
ダウン・セーターにはフーディタイプもあるので、用途に合わせて自分好みの一着を見つけやすい。防寒性を求めるなら口元まで覆うフード付きが心強い。フードには調整コードが付き、フィット感を変えられる。袖口はゴム仕様、裾を絞れるスピンドルコードも備え、PFCフリー(フッ素化合物不使用)撥水加工済みと機能面も申し分なし(ダウン・セーターシリーズ共通のスペック)。
ちなみに今シーズンのダウン・セーターシリーズの内ポケットの下には「WEAR IT REPAIR IT HAND IT ALONG(リペアしながら愛用して、もし不要になったら誰かに譲って)」というメッセージパッチが付いている。このキャンペーンに呼応して、ちょっとした穴などをすぐに補修できるリペアパッチが付属するのも粋なはからいだ。