2022.12.22
最終更新日:2024.03.08

【大人のベストバイ】パタゴニアのTシャツ、HHKBのキーボード…  2022年にエディターが「買ってよかった」5選 #01

ファッションからコスメ、ガジェットまで、UOMO編集部員が実際に愛用する名品を毎日1つずつ紹介する「エディター私物」。2022年に本当に買ってよかったお買い物を振り返る。

UOMOブランド統括 山崎の場合


01:PFUのHappy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S

【大人のベストバイ】パタゴニアのTシャツの画像_1
リモートワークをしようにも、自宅には書斎はおろか余ったスペースがない。結局は食事用のテーブルで作業することになるわけで、そんな制限の下で快適な環境を追求したところ、MacBookはスタンドで高くして視線を上げ、キーボードとマウスをそれぞれBluetooth接続というスタイルへと移行。 キーボードは先ごろ誕生25周年を迎えたハッピーハッキングキーボード、いわゆるHHKB。編集部でずっと使っていたリアルフォースと同じ静電容量方式のキーボードだが、意外と打ち心地は違うもので、特に静音仕様のType-Sは、打鍵時の「クシュックシュッ」という雪を踏みしめるような感触がクセになる。 キーキャップについては、HHKBで人気の無刻印キャップは自分が使うにはちょっとイキってる感じになるし、KBDFANSで見つけたハイプロファイルのPBT製キーに変更。キーに高さが出るものの余計なひっかかりはなく打ちやすい。なにより大きくて柔らかなタイポグラフィが可愛げでかなり印象変わる。 ちなみに在宅トラックボールは白いロジクールERGO M575。テーブル上でちょこまか移動させる必要がないから、自宅ではマウスよりトラックボールが絶対にいい。これは親指トラックボールの中ではかなり使いやすかった。



02:Patagoniaのキャプリーン・クール・メリノ・グラフィック・シャツ

【大人のベストバイ】パタゴニアのTシャツの画像_2
兵庫県尼崎市。そこで過ごした小学生当時、夏休みにはラジオ体操、朝顔の世話、毎日の最高気温の記録を日課にしていた。データ紛失で話題沸騰、なにかと熱い街となった尼崎市ではあるが、80年代には8月でさえ30度を超えるのは数日しかなかったと記憶している。 なのに最近の東京の夏ときたらなんだ! 当時の尼崎を遥かに凌駕し、連日30度を平気で超えてくる。綿のTシャツだと汗だくだから、トップスはメリノウールTに。毎年コモリのウールTをフル活用していたが、今年はパタゴニア神田店で発見したキャプリーン・クール・メリノが新顔として加入した。とかくアウトドアブランドのメリノTは単色無地、アンダーウェア仕様の立体的パターン、フラットシームなど、スポーティ偏重なのがお約束だが、これは胸ロゴのみで形はシンプルな、ある意味ファッション仕様。 ブラック地×白ロゴのモノトーンも潔くて美しい。なにより涼しく、洗ってすぐ乾く。おかげで夏は本当に救われた。



03:Blue Sun InnovationsのGameBall

【大人のベストバイ】パタゴニアのTシャツの画像_3
マウスを捨てて20年が経った。当時出始めたばかりの光学マウスの反応の悪さに嫌気が差し、以来完全にトラックボール派に。小学生の頃、うらぶれたゲーセンで「ミサイルコマンド」や「マーブルマッドネス」で遊んでいた思い出からか、トラックボールは玉がデカければデカイほど偉いという大玉主義。そっち方面で名高いケンジントンの各機種をずっと使っていたものの、ここにきて気になる新顔が。 昨年からネットで話題になっていた新参トラックボール「ゲームボール」は、その名の通り世界初のゲーミング用トラックボール。ゲームで要求される精密な操作に対応するため高性能センサを採用。当方はゲームをしないため恩恵のほどは正直わからない。でも具合はいい。要であるボールは38mm径。これまで使っていたケンジントンは55mmだからゲームボールはむしろ小玉だが、横から見たときの玉の露出の割合、むき出し感がなかなかすごいし、スピードを出したいところは出す、止めたいところは止まると、ちゃんと操っている感覚がある。ボールの左右のパーツがトラックパッドになっていて、指を滑らせて上下左右のスクロールをする形式。これは慣れるとかなり楽だった。 問題は日本では購入のハードルが高いこと。唯一販売されている公式ECはヨーロッパと北米のみの扱いで、日本は配送の対象外。148ドルだけど、いろいろ複雑な方法で入手したから思ったより高額になってしまった。



04:FOOTWORKSのレザーサンダル

【大人のベストバイ】パタゴニアのTシャツの画像_4
2022年の夏はフットワークスのサンダルばかり履いた夏だった。「オーダーメイドのインソール専門店が手掛けたサンダル」だからソールの話をすべきなのだろうが、まずは素材使いを見てほしい。 フロント部分はGUIDIのマットなレザー、足首部分はナイロンテープになっている。レザーサンダルは雰囲気はいいけど、往々にしてベルトがバックル仕様で細かい調整ができなかったり、脱ぎ履きに時間がかかるのが難。その点、これは両者のいいとこどりで、目につく部分は渋めのレザー×調節可能な部分はナイロンというハイブリッド。見た目と使い勝手を両立させている。そして一番のポイントであるソールについて。土踏まずより足裏の中央あたりをぐっと押してくるような強い主張のある履き心地で、確かにこれまでにない感じ。 ビルケンシュトックと交互に履くと、より複雑な刺激になってリフレクソロジー的にもいいんじゃないでしょうか。



05:a.presseのUSAF Hemmed Bottoms

【大人のベストバイ】パタゴニアのTシャツの画像_5
10年以上避け続け、緊張状態が続いていた白パンと今年は雪解けの兆し。 アプレッセのパンツをインスタで見ていて、これだったら白でもはいてみたいと思えた。気持ちを後押ししたのは、コンサバになりえない極太のシルエット。ウエストのボタンを締めるとよりメリハリがついてボリュームが強調される。色は純白ではなく生成りのヘリンボーンではきやすいし、生地も厚く気になる透け感もなし。 パンツは米空軍のパンツを元ネタに微妙にアレンジ。90年代に古着屋にあったようなアイテムが、2020年版にチューンナップされて現れたって感じ。学生時代に古着屋を巡って買い物をしていた記憶がよみがえってきました。



Movie:Mitsuo Kijima
Stylist:Masashi Sho

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