財布に収納力の高さを求めるなら、選択肢の筆頭に挙がるのが長財布。ハイブランドが手がけた上質なデザインの逸品なら、存在感も存分に主張できる。
01:HERMÈS|1957 To Go
ストラップ付きの新作ウォレットバッグ
エルメスの取り外しできるストラップが付いたウォレットバッグ「トゥー・ゴー」。24AWは新しいフォーマットの《1957》トゥー・ゴーが登場した。レザータブによる開閉で手前にはスマホが収納できる大きさのジッパーポケットが。メインコンパートメントはマチ付きで大きく開き、内側の両サイドにカードスロットを備える。出かけるときに必要なものを入れてクロスボディに、あるいはストラップを外してシンプルに長財布として使うことも可能だ。
細かな革目が型押しされたカーフレザー、「ヴォー・エプソン」はほどよい光沢があって、ドレッシーな服装にもマッチする。バッグの縁には「アスティカージュ」と呼ばれるロウ留めが、また金具を固定する鋲は頭部をパールのように丸く仕上げる「ペルラージュ」技法が用いられている。エルメスのサヴォワフェール(匠の技)が細部まで活きる名品。縦11×横19.5×マチ4cm ファスナーポケット1箇所、オープンポケット1箇所、カードスロット4箇所。
02:GUCCI|GUCCI SCRIPT ZIP AROUND WALLET
シンプルでシックな長財布の日本限定カラー
2025年クルーズ コレクションからの新作ウォレットは、クリエイティブ・ディレクター、サバト・デ・サルノのコレクションにも通じるシックなムードが漂う。微光沢のグレインドレザーにシルバートーンのGUCCIロゴだけというミニマルな長財布は、グリーンとのバイカラー。ジッパーを開けると鮮やかなグリーンの内装が現れ、気分が華やぐ。
ブラック×グリーンのほかに、オレンジ×アイボリーのカラーパレットもあり、日本限定品として展開。オレンジの内装はアイボリーレザーとオレンジファブリックのコンビネーションで、クリーンな印象だ。カードの収納数はもちろん、オープンポケットが3つという使いやすいレイアウトも優秀。縦10×横20×マチ2.5cm ファスナーポケット1箇所、オープンポケット3箇所、カードスロット12箇所。
03:BALENCIAGA|RODEO CONTINENTAL WALLET
話題の「ロデオ」ラインから待望のSLGが
「ロデオ」はSummer 24にデビューしたワンハンドルバッグのライン。開けっぱなしのまま使うダブルロック開閉が特徴で、両端が折り曲がったフラップが印象的だ。待望のSLG(スモールレザーグッズ)がSpring 25にローンチする。中でもバッグのデザインをフルで踏襲するコンチネンタルウォレットは要チェック。
両端の折れたフラップ、エイジド加工が施されたゴールドのロック金具はもちろん、アコーディオン仕様の設計もこの通り。ソフトなスムースカーフスキンでクラッチバッグ的にも使えるのがうれしい。内側にはカードスロット、背面にはファスナーポケットも備え財布としての機能は完璧だ。縦11.5×横21×マチ3.5cm ファスナーポケット1箇所、オープンポケット2箇所、カードスロット6箇所。
エルメスジャポン TEL:03-3569-3300
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