【大人が選ぶべきベージュ＆カーキダウン】黒より今っぽい旬カラー。パタゴニア、カナダグース... 人気ブランドの新作6選

ダウンの着こなしで周りと差をつけたいなら、着回しやすい定番のブラックのほかに、この冬のトレンドカラー「カーキ＆ベージュ」の一着も手に入れておくべし。冬の着こなしに上品さと軽やかさをプラスしてくれるはずだ。

01：HERILL｜PARKA CWU-8/P

アメリカ空軍の寒冷地アウターとして通好みのCWU-8/P。CWUは「Cold Weather Unit」の頭文字をとった名称でショート丈のフライトジャケットが有名だが、N3-Bに似たグランドクルー向けのパーカもラインナップされている。昨年からダウンアウターを展開するヘリルが、定番として位置付けているダウンジャケットのベースがこのCWU-8/Pだ。

極寒状況のときに顔まわりをカバーするボアが、面ファスナーでフード部分に収納されているのが特徴。そのフォルムから「ラビットパーカ」の愛称で親しまれ、古着通にも一目置かれる存在だ。ヘリルは表地をナイロンコットン素材でレトロアウトドアなムードに。中綿には800フィルパワーのダウンを詰め、上質なボア素材を使用してモダンなルックスにアレンジ。袖口はインナーリブを採用するなど、使いやすくアップデートされている。タイムレスなダウンが欲しい人はぜひ。

02：CANADA GOOSE｜UMBA COAT

ブランドが誕生した北極圏からインスパイアされたディスクロゴでおなじみ。2021年11月には、レスポンシブル ダウン スタンダード（RDS：責任あるダウン基準）に基づくブランドとして認定されたカナダグース。2024年はハイダー・アッカーマンをブランド初のクリエイティブディレクターに迎えたことが話題に。オーセンティックなクラフツマンシップや持ち前のハイパフォーマンスにモードなベクトルが加わって、ブランドのステータスが上がることは必至だ。

そんな未来を感じさせてくれるのが新作のアンバ コート。おなじみのロゴが同色でボディと一体化しているのが新鮮だ。体を包み込まれる着心地はそのまま。フードと袖は取り外し可能で、マルチに着こなせるのが秀逸。また内側には脱着式のバックパックストラップが配され、脱いだ後に背負って持ち運ぶこともできる。シェルには最高級のピマコットンを使用しているので、ナチュラルで上品なルックスも魅力的だ。この冬はひと味違うカナダグースに挑戦したい。

03：SEVEN BY SEVEN｜INSULATION TANKERS JACKET

中綿にPRIMALOFT®︎(プリマロフト®︎)を充填したタンカージャケット。撥水性があるポリエステル素材を表地に用い、品があるカーキの光沢感ある仕上がりが大人っぽい。ゆったりしたボリュームのあるシルエットが存在感を放つ。

襟と袖はウール混のリブ編みに仕上げられているため、フィット感は快適。さらに冷たい風をシャットアウトしてくれる。両サイドに備えられた大型のポケットは、手袋をしたままでも入れることができるサイズ。フロントのダブルジッパーはスムーズに開閉でき、シルエットを調整しやすい。

04：STEAF｜BALANCE COAT

表地のしなやかな風合いは、オーストラリア産ヴァージンメリノウールとポリエステルの混紡。ポリエステルの中綿を充填し、軽量かつ保温力も十分。ストレッチ性があり、立体的なパターンで仕立てられているため着心地は快適だ。

ベルト部分と両脇ポケットのフラップ、袖口のストラップ、左腕のポケットにはオイルド加工の牛革を用い、品のある雰囲気を演出。磨き上げられたゴールドのバックルにはアメリカから輸入した重量感ある金属製で、個性的なディテールが目を引く。カラーは写真のベージュの他にブラックがある。

05：KANEMASA PHIL.｜46G TYPEWRITER PADDED BOMBER BLOUSON

個性的なカーキとオーバーサイズシルエットが印象的。46Gのスーパーハイゲージニットを表裏の両面に用い、しなやかに身体の動きにフィット。素材にストレッチ性があるため、ストレスなく腕の曲げ伸ばしができ、快適な着心地だ。ハリと光沢があり、シワも付きにくい。

中綿には軽量で発熱調整機能がある素材を充填し、ボリュームを抑えつつ保温性を確保。襟、袖、裾のリブ編みはフィット感が良く、快適な着心地を演出。

06：patagonia｜M's Jackson Glacier Jacket

地球環境に配慮したものづくりや社会貢献で、アウトドア・シーンを牽引するパタゴニア。トレーサブル・ダウンの導入やリサイクル・ダウンへの切り替えも早く、名品を次々と更新している。2017年に登場したこのジャクソン・グレイシャー・ジャケットも然り。ダウンパックが目立たないシティスタイルのデザインで人気を集めているが、登場した翌2018年秋冬には、リサイクル・ダウン700フィルパワーに切り替え、フェアトレード・サーティファイドの縫製を採用。2023年秋冬まで継続して生産された人気ダウンを、今季は6年ぶりにアップデート。

まずは表地に防水性／透湿性を備えたパタゴニアの独自素材、H2Noの二層構造シェルを採用。さらにシームテープ加工やフロントを止水ジッパーに替えて、アウトドアでの使用もOKなハイスペックに。700フィルパワーのリサイクル・ダウン100％を使用して、ダウンの片寄りを防ぐバッフル構造を採用している点は変わらず。今季から胸のP6ロゴもモノトーンに変わり、多様なシーンで着られる、着回し力の高いダウンジャケットに進化。