冬場の大人のオフスタイルに武骨さをプラスするなら、ミリタリーテイスト漂うダウンジャケットを取り入れるのが正解。人気ブランドのアイテムなら、武骨さの中にも洗練された印象を醸し出せる。
01:HERILL|PARKA CWU-8/P
アメリカ空軍の寒冷地アウターとして通好みのCWU-8/P。CWUは「Cold Weather Unit」の頭文字をとった名称でショート丈のフライトジャケットが有名だが、N3-Bに似たグランドクルー向けのパーカもラインナップされている。昨年からダウンアウターを展開するヘリルが、定番として位置付けているダウンジャケットのベースがこのCWU-8/Pだ。
極寒状況のときに顔まわりをカバーするボアが、面ファスナーでフード部分に収納されているのが特徴。そのフォルムから「ラビットパーカ」の愛称で親しまれ、古着通にも一目置かれる存在だ。ヘリルは表地をナイロンコットン素材でレトロアウトドアなムードに。中綿には800フィルパワーのダウンを詰め、上質なボア素材を使用してモダンなルックスにアレンジ。袖口はインナーリブを採用するなど、使いやすくアップデートされている。タイムレスなダウンが欲しい人はぜひ。
02:FIDELITY×NANGA|3LAYER DOWN BLOUSON
アメリカの老舗アウターブランドのフィデリティとナンガによる、ミリタリーライクなダウン。フィデリティオリジナルの型で、ベースはPCU LEVEL7 TYPE1型のジャケット。ラグラン袖にすることで腕の可動域を広げ、快適な着心地を実現した。使用したスペイン産のダックダウンは、本来の保温性を発揮できるよう、製品に詰める前に日本の羽毛加工メーカー「河田フェザー」による洗浄加工を丁寧に行った。生地は防水と透湿、耐久性に優れ、ダウンの弱点である水濡れをカバーしてくれるナンガ独自の3レイヤーリップストップナイロン、AURORA-TEX®︎素材を使用。左裾に生地と同色でNANGAの刺繍をさりげなく配した。
03:F/CE.®︎×NANGA|FT DETACHABLE HOODIE BOMB JACKET
エフシーイーがブランド当初から継続して行っているナンガとの別注企画は今年でなんと15回目。エフシーイーの代表的なボムジャケットをデタッチャブルのフードに変更し、カーキ×オレンジの配色がミリタリー好きにはたまらない。アームホールにゆとりを持たせ、中に厚手のニットを着てもごわつかない。ブランドオリジナルのリップストップナイロンは透湿防水性に優れ、ソフトで滑らかな肌触り。採用した高品質なリサイクルダウンは700フィルパワーと高い保温性を発揮し、裾のドローコードで絞ってシルエットも遊べる。フードには短めのつばがあしらわれ、首もとの裏地はフリース仕様と、ディテールにも抜かりなし。
04:eYe JUNYA WATANABE MAN×NANGA|ECWCS LEVEL7 DOWN JACKET
eYe ジュンヤ ワタナベ マンの注目ダウンは、ブランド誕生から30周年を迎えたナンガとのダブルネーム。アメリカ軍が採用するレイヤリングシステムの防寒パーカ、ECWCS LEVEL7(エクワックス・レベルセブン)のデザインを採用したシンプルなルックス。本来中綿にはプリマロフトが使われるが、ナンガの最上級ダウンを詰め込んだ。
フロントにベルクロが付いたミリタリー然としたディテールを取り入れ、袖の補強も異素材で踏襲しつつ、リラックス感のあるシルエットやフードにもダウンを詰めるなどeYe ジュンヤ ワタナベ マンらしいこだわりが光る。さらにダウンを封入する量を部位によって変え快適性を追求するなど、世界的に評価されるナンガの技術力を融合した最強の一着が完成。
05:eYe JUNYA WATANABE MAN×PALACE|MILITARY JACKET
昨年に続き登場したロンドンのスケートブランド「パレス」とのコラボは、ミリタリーウェアのデザインをベースにしながら、モダンに見えるよう工夫を凝らした。ウエスト部分のワイヤー、裾のドローコードで好みのシルエットにアレンジできるほか、袖口のリブや内ポケットなど細部のディテールも秀逸だ。背面にはパレスのビッグロゴを配し、ストリートなムードも満点だ。
にしのや TEL:03-6434-0983
サンマリノ TEL:03-3634-8411
エフシーイーフラッグシップストアトウキョウ TEL:03-6452-5867
コム デ ギャルソン TEL:03-3486-7611