2024.11.11

メゾン マルジェラ、ザ・ノース・フェイス... エディター激推し。2024年冬に大人が買うべき「本命アウター」5選

この冬コーディネートに取り入れるべきアウターをUOMOエディターがピックアップ。どれも冬の着こなしの主役を張れる逸品ばかりだ。

01:Maison Margielaのリバーシブルコート

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ブラウントーンのチェックとブラックのコントラストで、ワークな雰囲気とクラシックさを両立。コーデュロイの襟で品の良さを引き立てて。シンプルに着こなしたい日はオールブラックの面が使える。コート¥539,000/メゾン マルジェラ(マルジェラ ジャパン クライアントサービス)

一着で四度美味しい。両A面を超えるコート

いなたく見えないチェック使いにまず惹かれ、このコートを手に取ってみるとリバーシブルとのこと。裏返してみると、オールブラックでワークジャケットなのにどこかシックな雰囲気に。柄のアウターって、毎年着てみたいとは思うものの、結局シンプルなものの方が使い勝手がいいだろう、とつい避けてしまっていた。

が、デザイン性のある面と潔い無地の面、キャラが大きく異なる表情を持つこちらは一着でふたつのコートが手に入るような感覚。これって超、イイ買い物ではないだろうか。さらに、よく見てみるとポケット上部のフックを外せば長めの丈にもなる。1×4の実用性とメゾン マルジェラならではのデザイン。圧巻であります。

マルジェラ ジャパン クライアントサービス TEL:0120-934-779

渡辺真衣プロフィール画像
編集
渡辺真衣

ビューティー担当。意外と(⁉)細かいおじさんたちの願望を満たす美容ネタを日々探求。犬と猫と暮らしており、ストレスの99.9%を彼らが癒してくれるため、基本的に機嫌がいい。圧倒的に犬派だったが、愛猫のおかげで猫の沼にも沈むことに。趣味はディープな街で酒を飲むこと。

02:eYe JUNYA WATANABE MAN × THE NORTH FACEのブルゾン

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ジップを上まで上げればマフラーいらずの高めのスタンドカラー、ジップを開ければショールカラー風に着られる。裏地のチェック柄でトラッド風味を効かせているところも、ジュンヤ マンらしい。ブルゾン¥165,000/eYe ジュンヤ ワタナベ マン×ザ・ノース・フェイス(コム デ ギャルソン)

2024年秋冬のイチオシコラボ

毎シーズン怒涛のコラボラッシュで楽しませてくれる「eYe ジュンヤ ワタナベ マン」。その中でも展示会でまず見始めて早々試着して、帰り際にも名残惜しくてもう一度試着してしまうくらい気に入ったのがザ・ノース・フェイスとのコラボブルゾン。

裾のドローコード、高めのスタンドカラー、おまけに左胸のお馴染みのロゴと、テック系アウター風味の形&ディテールながら、素材をネイビーのメルトンウールで仕上げているところが絶妙。「eYe ジュンヤ ワタナベ マン」といえば素材や柄の切り替えの印象も強いですが、このブルゾンは切り替えなしの無地のネイビーというのもさりげなくて最高です!

コム デ ギャルソン TEL:03-3486-7611

薬師神和彦プロフィール画像
副編集長
薬師神和彦

ワードローブのほとんどのアイテムがネイビーの“ネイビー男子”。愛犬家、コーヒーより紅茶派。コラボじゃない “素のユニクロ”を研究する「世界一詳しいユニクロ・スタンダード学」を連載中。

03:DESCENTE ALLTERRAIN for Graphpaperのシェルジャケット「Oversized Claires」

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DESCENTE ALLTERRAIN定番のハードシェルジャケットをオーバーサイズシルエットにアップデート。GraphpaperがDESCENTEにシェルジャケットを別注するのは初の試み。撥水・透湿などの機能性は十二分。袖口には劣化しやすい面ファスナーに代わり、ブロックの凹凸で固定可能なシステムを搭載。シェルジャケット“Oversized Claires”¥80,300/デサント オルテライン フォー グラフペーパー(グラフペーパー 東京)

暖冬にはオーバーサイズのシェルがマスト

冬は圧倒的にダウン派。ただ去年は暖冬すぎて相棒の水沢ダウンの出番は数えるほどだった。新調したオーセンティックなロングコートを着倒していたわけですが、どうしてもスポーティーで動きやすい格好が恋しくて、恋しくて。そんな時デスクの隣に座る先輩を見ると、ダウンベスト+身幅の広いシェルジャケットを着ていた。え、これが正解じゃん…。だが時すでに遅し、気に入るシェルもベストも見つからなかった。そう、先輩がシェルで出社した日(気に入っているのかほぼ毎日)の晩は、枕を濡らすほどの悔しさを感じていたわけです。

そしてようやく見つけた理想の一品。どんなに厚いダウンベストを着ても問題ないほどの身幅の広さは別注ならでは。裾のドローコードを絞れば、耐寒性もおのずと高くなる。ちなみに既にダウンベストは購入済み。これさえ揃えば完璧です。

グラフペーパー 東京 TEL:03-6381-6171

堀池 光プロフィール画像
編集
堀池 光

2023年入社の編集部最年少。本誌では『プロゴルファー!HIKARU』としてゴルフ連載を担当。ときたまデザインの効いたアイテムを着ると、先輩達にツッコまれがち。真夏生まれだが夏の暑さにも冬の寒さにも弱い。趣味はツーリングと音楽フェス。

04:FOLLの「ジャーマンムートン リバーシブルジャケット」

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ドイツのタンナーが保有する最高品種のメリノムートンを輸入し、直毛にパーマを当てて加工したオリジナル素材。表情はアメリカンでありながら圧倒的な柔らかさとしっとりした風合いなど、今のワードローブに馴染む丸みのあるフォルムが特徴。フリーサイズ。ジャケット¥198,000/フォル(ジャーナル スタンダード 渋谷スクランブルスクエア)

ダウンの次の一手に

東京の冬は一番寒い日でもメルトンコートで済ませているものの、今年2月のソウル撮影では恐れをなしてダウンジャケットを着て行った(実際は想像以上に暖かかったが)。ソウルはさぞ、誰もがダウンジャケットにくるまっていると思っていたが、女性を中心にムートンジャケットの着用率が東京より圧倒的に多くて驚いた。極寒=ダウンという固定観念が覆り「本当に寒くて乾燥した場所ではムートンなのか!」と、来年には人生ではじめてムートンジャケットにトライしてみようと決めた。

そして、汗だくの時期の展示会で見つけたFOLLの一着。クラシックな出で立ちながら、古着のような重さはなく、リバーシブルなので、襟のもこもこがアクセントにもなる。デザインはシンプルにパッチポケットのみ。この普遍性は新品ではありそうでないのだ。この冬は冬らしくちゃんと寒くなってくれることを祈る。

ジャーナル スタンダード 渋谷スクランブルスクエア TEL:03-6434-1097

中野健吾プロフィール画像
編集主任
中野健吾

ファッション担当。映画と韓流ドラマが好き。甘いものと炭水化物が大好きで、運動は嫌い。にも関わらず30歳半ばを過ぎても中学時代と体重が変わらない代謝の良さが自慢。ワードローブは、白、黒、ベージュ。

05:THE ROWの「BRODIE JACKET」

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FALL 2024コレクションで、全身ブラックのルックとして発表されたワックスドラムレザージャケット。薄すぎない中肉厚の革は、艶がありながらも浮ついて見えない貴重な逸品。レザージャケット¥988,900/ザ・ロウ(ザ・ロウ・ジャパン)

レザーこそ普遍的な最高級品を

昨年から個人的レザーブームが到来。まずはスエードブルゾンを買って、今年はスムースレザーに手を出したいと思っている。ライダースはどうしても自分には似合わないことが分かっているので、残るはテーラードジャケットということになる。ザ・ロウのレザージャケットを一目見たとき、その光沢に惚れ惚れした。ラペルの小さい3ボタンは、バブル時代のおじさまを彷彿させる心配もなく、どこかレトロムードなのにモードでもある。

サイドシームに沿ったスラッシュポケットで、胸ポケットやパッチポケットといったクラシックなディテールを排除しているのもすっきり見えるポイント。柔らかすぎるラムレザージャケットは軽薄に見えそうで苦手だが、ザ・ロウのものは適度に硬質、いい意味でいぶし銀な佇まいに男はやられてしまうのだ。

ザ・ロウ・ジャパン TEL:03-4400-2656

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編集主任
中野健吾

ファッション担当。映画と韓流ドラマが好き。甘いものと炭水化物が大好きで、運動は嫌い。にも関わらず30歳半ばを過ぎても中学時代と体重が変わらない代謝の良さが自慢。ワードローブは、白、黒、ベージュ。

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