ワンランク上の秋冬の着こなしを実現したいなら、足元にこだわるべし。おすすめしたいのが、人気セレクトショップの別注シューズ。上品なレザーシューズからカジュアルなスニーカーまで、違いを主張できる一足をピックアップしてみた。
01:VANS EXCLUSIVE for SHIPS|AUTHENTIC
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秋冬にこそ淡いブルーのオーセンティックを
「永遠の定番とも言えるヴァンズのオーセンティック。グレーがかった淡いブルーが特徴のカラー別注です。チノやデニムに合わせても、上品な印象になるのがうれしい。淡いカラーリングでありながら、履き口のパイピングやソール上部にネイビーを配しているのでシャープに見えます」(シップス プレス 蒲生龍之介さん)
ヴァンズのファーストシューズとして1966年に誕生したオーセンティック。クラシックモデルの定番として、カジュアルからドレスまで合わせる服を選ばない。淡いブルーがかったグレーはシップスだけの限定カラー。秋冬の着こなしに清涼感と軽さを添えてくれる。
02:CLARKS EXCLUSIVE for SHIPS|DESERT BOOTS
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黒に近いダークネイビーのワントーン
「一見ブラックにも見えるダークネイビーでの別注です。ブラックと比べてほんの少し抜け感を出すことができるのがダークネイビーのよさでもあります。流行りのデニムセットアップに合わせれば全身ネイビーのワントーンコーデが叶いますし、冬のマリンのようなトラッドスタイルの足元にもしっくり合います。ぜひ実物を店頭でご覧ください」(シップス プレス 蒲生龍之介さん)
毎シーズンのように別注を展開するクラークスの今季モデル。シュレースはもちろんソールのサイドもネイビーで統一しているのがポイントだ。カジュアルタイドアップの足元に合せるのもおすすめ。
03:POLPETTA for UNITED ARROWS|DOUBLE MONK STRAP SHOES
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華奢なバックルでよりスマートにアレンジ
「軽くて履き心地も軽快なスリッポンです。華奢なバックルのダブルモンクデザインがドレッシーですが、ほどよく丸さのあるトゥのデザインで、カジュアルにもマッチするドレスシューズに仕上がりました。個人的にはストレートジーンズを合わせて履きたいです」(ユナイテッドアローズ PR 後藤優人さん)
ボロネーゼ製法による包み込まれるような履き心地が特徴のポルペッタは、2013年に始動した日本のシューズブランド。既存のダブルモンクストラップを華奢なバックル&色もシルバーにこだわって別注。足元を品よく見せてくれる。
04:PUMA for BEAUTY&YOUTH|EASYRIDER
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70年代の名品をネイビーのワントーンで
「個人的に『欲しい!』今季のイチ推し別注です。まさに今気分のローテク系モデルが、ネイビーグレーアッパーにネイビーラインとこの上ない組み合わせで登場。毛足長めのスエードがラフでもあり、でも全体はラグジュアリーにも見え…。カジュアルにデニムでもよし、スラックスのハズしでもよしと、どんな服装にも確実にハマると思います」(ビューティー&ユース プレス 矢本亮太さん)
イージーライダーはスニーカーシーンでブレイク中のレトロトレーナー系デザインを踏襲する、70年代のランニングシューズ。スタッズのようなラバーのアウトソールが独特でシュッとした細身のシルエットが大人っぽい。インラインのものよりも毛足の長いスエードを採用し、ロゴはリフレクター仕様でワンアクセントに。
05:Salomon BEAUTY&YOUTH EXCLUSIVE|XT-PATHWAY GTX
人気モデルのサンドグレーはBYの販路限定
「定番のXT-PATHWAY GTXのビューティー&ユースとサロモン直営店だけで販売される限定モデルです。サンドグレーと黒のパンダカラーのような配色は、黒のスニーカーに飽きた方におすすめです。サロモンならではのテック感とスポーティさがほどよいバランスで、今までの黒スニーカーをこれに替えるだけで、着こなしの鮮度が上がります」(ビューティー&ユース プレス 矢本亮太さん)
XT-PATHWAYはQuicklace による素早いフィッティングとホールド感、プロテクティブトゥキャップなどが特徴のXTシリーズをより都会的にアレンジしたモデル。2023年に登場したGORE-TEX仕様に、ファッション感度の高いサンドグレーカラーがお目見え。ビューティー&ユースだけの限定だから完売する前に予約!
06:ENZO BONAFE FOR ÉDIFICE|DECKSHOES
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隠れた名品をエディフィスが日本初展開
「なぜ今まで日本で紹介されなかったのか不思議なほど、今の気分を取り入れたラストを使っています。カジュアルなスタイルにも合わせやすい、デッキシューズタイプのデザインも今っぽい。エンツォボナフェではあまり見かけたことがない、いい意味でマイナーなモデルという点も所有欲をくすぐります」(エディフィス プレス 桂 大地さん)
イタリア・ボローニャに工房を構え、ドレスシューズの名工として名高いエンツォ ボナフェ。そのDNAを存分に取り入れたイタリアで愛される名品は、なんとラバーソールのデッキスタイル。カジュアルなデザインをハイクオリティなつくりでシックに昇華している。
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京都府出身。関西で6年間ショップスタッフを経験し、2023年春からプレスに。シップスメンズに加え、今季起動の新レーベル、シティー アンビエント プロダクツのPRも担当する。YouTubeのSHIPS Channelでは「蒲生・松尾のプレス目線(仮)」を投稿中。
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日本橋店などのスタッフを経て2023年秋からプレスに。ブレザーにジーンズのようなドレスダウンスタイルがマイ・スタンダード。引っ越しをきっかけに、インテリアにも興味がわいた今日この頃。
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ユナイテッドアローズ 渋谷スクランブルスクエア店などのショップスタッフを経て、2023年からPRに。男っぽさと色っぽさを兼ね備えたアイテムやスタイリングが気になりつつ、カジュアルでも品が感じられることが一番大事。
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プレスに就任して3年。ヴィンテージからモード、ドレスまで幅広い系統のファッションを垣根なく取り入れる私服に定評あり。品のいい大人の着こなしで、ファッション媒体のスナップの常連としても存在感を放つ。