HERMÈSのツイリー
スカーフが好き、小さいもの限定で
僕は自他ともに認める買い物慎重派で、何事も長考して手に入れるクセがあるのだが、スカーフに限っては衝動買いをする。その衝動にかられるのはエルメスであることがほとんどだ。そして、40cm×40cmくらいのミニサイズが、自分の細い首と結び目の大きさのバランスがいい。だからこれまで女性の細いツイリーに憧れがあった。ようやくメンズで発売されると知り、レトロな柄と華奢なルックスに、かつてない衝撃が走ったのだ。
ファッション担当。映画と韓流ドラマが好き。甘いものと炭水化物が大好きで、運動は嫌い。にも関わらず30歳半ばを過ぎても中学時代と体重が変わらない代謝の良さが自慢。ワードローブは、白、黒、ベージュ。
BUDDY OPCTICALの「emory」
このニューシェイプ、今なら自分のものにできそう
ワンブリッジのフレームはそこそこ目にするけれど、楕円レンズと組み合わさると一気に新鮮さが増す。楕円レンズは、自分の中ではネオクラシカルな印象だ。
クラシカルなメタルフレームは真円に近いラウンド、あるいはオクタゴンのようなもの…という勝手なイメージがあるし、楕円形に漂う近未来感が、逆にネオクラシカルとも感じさせるのかもしれない。
かけてみると、やはり新しい。誰かアイコニックな人物がかけていたような雰囲気もなく、今なら自分のモノにできるかもしれないと思った。そんな高揚感を現行のアイウェアから感じたのは久しぶりだ。
クルマと時計担当。幼少期からのクルマ好きで、大学時代は自動車部に所属。ウェブでは「文化系ネオクラシック車と30人の男たち」も手掛けた。愛車はアルファロメオの「ジュリア」。クルマはイタリア車好き、ワードローブはカジュアルなフレンチスタイルが好み。猫舌のため一年中、アイスコーヒー派。
MANOLO BLAHNIKのサンダル
コンフォートなのにエレガントって最高
ここ数年、サンダルを選ぶときの優先事項は「快適であること」一択。しかし、あまりにも快適さを求めると、時に「ラフすぎやしないか」と不安になることも少ならからずあり……。そんな大人の葛藤を晴らしてくれるサンダルをついに発見。フラットなラバーソールとしっかりとした太さのストラップで快適なのはもちろんのこと、レザーが採用されていることで洗練された雰囲気に。特に品のあるグリーンのスエードストラップは、コンフォートながらもエレガントさを十分に発揮するポイント。さすがマノロ ブラニク。今年の夏は、いや、もはや春先からソックスを合わせて一軍にしたい一足です。
ビューティー担当。意外と(⁉)細かいおじさんたちの願望を満たす美容ネタを日々探求。犬と猫と暮らしており、ストレスの99.9%を彼らが癒してくれるため、基本的に機嫌がいい。圧倒的に犬派だったが、愛猫のおかげで猫の沼にも沈むことに。趣味はディープな街で酒を飲むこと。
mont-bellの「サンブロックアンブレラ 55」
亜熱帯化した日本をサバイブするための傘
予期せぬ土砂降りのたびに買うビニール傘が玄関先に増えていくのが嫌になって、超軽量傘の名品「トラベルアンブレラ 50」を手に入れ常にバッグに忍ばせ愛用していた。しかし圧倒的な軽さ(90g)とコンパクトさ(26cm)ゆえの存在感のなさで紛失(泣)。代わりの傘を探していた昨年、全人類のやる気を奪う猛暑の最中に見つけたこちら。スペーシーなシルバーがかっこいいし、晴雨兼用で最高でしかない。しかし店舗も公式サイトもすでに完売で、二次市場ではプレ値がついていた…。というわけで今年。買うなら今だ。
ワードローブはだいたい古着。MADE IN USAとデッドストックに弱い。俳優・光石研主演のYouTube動画『東京古着日和』、さらば青春の光・森田哲矢主演の映画『大阪古着日和』プロデューサー。買ったらすぐ着ます。
Brooks Brothersのレジメンタルタイ
今年は本気でタイドアップ
天気のいい週末は、散歩がてら世田谷界隈をブラブラすることが多い。中でも頻繁に足を運ぶのが豪徳寺で、駅前にはUOMO読者にもすっかりお馴染みとなったお店、Navy Blazer Storeがある。この春はここでブレザーをオーダーしようと計画しているのだが、合わせてタイも新調したい。気になっているのはブルックス ブラザーズの「アーカイブコレクション」第二弾のレジメンタルタイ。昔、学校の制服がグリーンのレジメンタルタイだったのだが、あの頃のようにフレッシュな気持ちで着けられるか。
身に着けるモノの中では365日かけているメガネが一番大事だが、気分屋で服装には一貫性がなく、白髪に合えばなんでもいい。大阪府出身。お好み焼きと立ち飲みと電車と野球が好き。
tonysameの「TS-10925」
まずは受け入れる。話はそれからだ
リムの内側に小さなリムが浮いているフローティングデザイン。マッスルドッキングのようなおしゃれなシリーズ名を期待したが、展示会で聞いた答えは「T-cut」。負荷を軽減すべくヒンジ(丁番)に刻んだT字の溝を指した名称であり、特異な見た目よりもディテールへの矜持を推す姿勢に吃驚した。ことファッションとメガネの間には、プロが心血を注ぐべき対象に深い溝があり、この溝を埋める作業に失礼があってはならないと肝に銘じた次第である。出会いは2020年冬。その新作が小ぶりになり甘いカラバリで新登場だ。いつか似合う顔になればいい。
ウェブ担当。185cm・90kg。試着ルポ・リリース記事・インタビュー・企業タイアップ担当のマンガ編集者志望。コム デ ギャルソン(販売員・本社営業職)→WWDジャパン(ミラノ&パリコレ取材記者)→現職。ウィンドウズ派。
エルメスジャポン TEL:03-3569-3300
ハウス/バディオプティカル TEL:06-6147-8834
ブルーベル・ジャパン TEL:03-5413-1050
モンベル・カスタマー・サービス TEL:06-6536-5740
ブルックス ブラザーズ ジャパン TEL:0120-02-1818
トニーセイム ジャパン TEL:03-5860-9662