01:UMBRO × JOURNAL STANDARDのウォームアップアノラック
ドローコードぎゅんぎゅんで最高のボリュームを
サッカーしないのに着ちゃダメでしょ、という謎の遠慮から最近のアンブロブームには乗り遅れていたのですが、このアノラックは見逃せなかった。フットボールのウォーミングアップウェアから着想を得ていて、アンブロのアーカイブには存在しない別注オリジナル。ゆえに街で着たくなるバランスに仕上がっています。
こういうアノラックは裾のドローコードをぎゅんぎゅんに絞ってボリュームを出したい派。ただ生地がそこまで厚くないから、シルエットの点では少し妥協せざるを得ないかと思いきや、試着してびっくり。鏡に映るのは、理想のボリューム感! 裏地にやや重めのメッシュを使うことで、着たときに程よく膨らむように計算されているそう。これぞ名別注、脱帽です。
すでにネット予約済みで、気づいたらベージュに加えて、ダークネイビーもカート入れていました。
カルチャー・食担当。トレードマークは、ボリューミーなパーマ(入稿・校了時、1.5倍増)。一年中ほぼシャツ、冬だけニットもあり。年始に琺瑯鍋とフライパンを新調したので、きちんと自炊ができるようになりたい。
02:Belvestのコーチジャケット
涼しげな佇まいが大人の余裕を感じさせる
マシンメイドの最高峰に君臨するイタリアのベルヴェスト。芯のない「ジャケット イン ザ ボックス」をはじめ、着心地の良いテーラードジャケットやスーツの印象が強いが、今回の展示会でメインのトルソーが着ていたのは、なんとも洒落たショート丈のジャケットだった。
見るからに涼しげなネップ混じりの生地は、シルク80%とリネン20%の混紡。総裏ではないため実際に着ると涼しく、いっぽうで袖裏がついているのは衣類の引っかかりを防いでくれて嬉しい。
同じように柔らかな素材のスラックスやショーツ、レザーサンダルと合わせてもハマる、まさに大人の夏服にふさわしい一着だ。
クルマと時計担当。幼少期からのクルマ好きで、大学時代は自動車部に所属。ウェブでは「文化系ネオクラシック車と30人の男たち」も手掛けた。愛車はアルファロメオの「ジュリア」。クルマはイタリア車好き、ワードローブはカジュアルなフレンチスタイルが好み。猫舌のため一年中、アイスコーヒー派。
03:Goldwinのゴアテックスコネクタージャケット
テック服苦手な僕が惚れました
いわゆるテック系の服というのが苦手だ。持っているアウターはウールやコットンのものばかり。そんな僕が珍しく気になって手に取ったのがこちら。ハンガーにかかっていたこのジャケットを見つけた時の第一印象は「丸い」。
角の取れた全体的にゆとりのあるシルエットは、テック系のアウターと聞いてイメージするシャープなカッティングとは一線を画すもの。ハリがある分どうしても直線的なイメージになりがちなゴアテックス素材でこのシルエットを表現できているのが見事。
黒が多いテック系アウターには珍しい僕好みのネイビーの色味も、ミニマルで主張の少ないディテールもいい感じ。「これなら自分にも着られる」、そう思えた一着です。
ワードローブのほとんどのアイテムがネイビーの“ネイビー男子”。愛犬家、コーヒーより紅茶派。コラボじゃない “素のユニクロ”を研究する「世界一詳しいユニクロ・スタンダード学」を連載中。
04:STONE ISLANDの「STELLINA」シェルジャケット
身に着けるモノの中では365日かけているメガネが一番大事だが、気分屋で服装には一貫性がなく、白髪に合えばなんでもいい。大阪府出身。お好み焼きと立ち飲みと電車と野球が好き。