イントレチャートを多様に展開する一方、レザーのさまざまな可能性を見せてくれるボッテガ・ヴェネタ。シューズも人気アイテムとなり、今季は厚底の「トリノ」がお目見え。
01. Andiamo Messenger
2WAYで使えるメッセンジャーが新作で
マチュー・ブレイジーによるボッテガ・ヴェネタのアイコンバッグとして、2023年に誕生した「アンディアーモ」。シルバーメタルのノットと編み込みのストラップが象徴的なこのバッグは、マチューが掲げる「Craft in Motion(動きの中のクラフト)」の哲学を体現している。2024年ウィンターは新作で「アンディアーモ メッセンジャー」が登場。
イタリア語で「さあ、行こう」という意味の通り、さまざまな場所へさっそうと持っていけるデザインが「アンディアーモ」の魅力。新作のメッセンジャーバッグは取り外し可能なショルダーストラップが付き、編み込みのストラップを持ってハンドバッグにすることもできる2WAY。中はキャンバスライニングで中央に仕切りのある2室構造。縦26×横37×マチ13cm。
02. Flat Andiamo Messenger
ONなムードの縦型トートもラインナップ
イントレチャートの縦型トートもメタルノットに象徴される「アンディアーモ」ファミリーの新作。マチのないフラットなデザインが新鮮だ。コード状の編み込みストラップはアイレットに通されているから、スライドさせて長さを簡単に調整できる。手持ち、肩かけ、クロスボディとスタイリングに合わせてアレンジするのが楽しい。
ノートPCやA4サイズが余裕で入る縦型。内側はキャンバスライニングが施され、ファスナーポケットとフラットポケットを備えるなど機能的だ。ONなムードも携える「フラット アンディアーモ メッセンジャー」は、イントレチャートバッグの新機軸として要チェック。縦39×横33×マチ2cm。
03. Large Sawyer Messenger
スカーフのようにまとえるレザーバッグ
2024年秋冬のランウェイショーでも目を惹いた「ラージ ソーヤー メッセンジャー」。シルクのようになめらかなカーフレザーを、洋服づくりの技法を駆使して体に巻き付けるスカーフのようなクロスボディのフラップバッグに仕上げた。ストラップはサイドのループに通して結び目をつくり、好みの長さに調整できる。
内側はスエードライニング仕様で、フラップが動いたときに見えるコントラストカラーがアクセントに。ボッテガ・ヴェネタの新しいシェイプのバッグはラージのほか、ミディアムの展開もある。縦37×横52×マチ20cm。
04. Shiny Leather Tie
注目のネクタイも光沢のあるラムレザーで
トラッドやクラシック回帰でタイドアップスタイルが脚光を浴びる昨今。ボッテガ・ヴェネタはマチュー・ブレイジーの就任以来、コレクションで毎シーズンのようにレザータイを発表している。2024年秋冬はシックなアクセントカラーとして、カーキグリーンをラインナップ。
やわらかくて光沢のあるラムレザーを使用しているから結びやすい。タイドアップのトレンドに距離を置いていた人、あるいはロックやモードに振れるタイドアップを模索していた人におすすめしたい。
05. Torino Loafer
ギミックたっぷりの厚底がアイコン
甲を完璧に覆うスリッポンを、新たなローファーとして打ち出すボッテガ・ヴェネタ。今季デビューした「トリノ」は、1970年代のパンクスピリットにインスパイアされた厚めのラバーソールが特徴だ。しかもインジェクションなどではなく、マイクロラバーでスタックドレザー風に仕上げているのがユニーク。
アッパーは一枚革でつくられたようなミニマルなシルエットだが、内側をサイドゴア仕様にして足入れしやすく設計。バックループも付き、脱ぎ履きも楽にできる。インソールには高周波で加工したイントレチャートレザーを配して、モダンクラシックなルックスに。
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン
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