ウィット&ユーモアに富んだレザーアイテムに定評のあるエルメス。ミニ財布としても使える新作のカードケースとチャームは必見。
01.CALVI DUO COMPACT
人気コインケースの新色は鮮やかグリーン
名刺入れとしても親しまれているエルメスの《カルヴィ》。折り紙のように折り畳まれたレザーをスナップボタンで閉じるシンプルなデザインで、外側にロゴがないのが特長だ。デュオは内側のカード入れの片方にフラップが付いたモデル。フラップ付きポケットにコインと紙幣、蓋側にカードを収納すればコンパクトウォレットとして申し分なし。
メゾンのアイニコニックな《カルヴィ》はさまざまな種類のレザーとカラーで展開されている。写真のヴェール・ユッカは新色。発色がよく型崩れしにくいヴォー・エプソン製。縦10.5×横7cm スナップボタン付きポケット1箇所、カードポケット1箇所。
02.CHEVAL PICTO
馬のピクセル柄が新鮮なカードケース
馬具工房からスタートした歴史を大切にするエルメス。馬にまつわるアイテムも多く、《シュヴァル・ピクト》も馬術のコードを再解釈して馬をピクセル化し、さまざまな素材とカラーで遊び心あふれるカードケースにした新作。
イエローの馬部分にシボ型押し牛革のヴォー・エヴァー・カラー、ブルー部分にスムースで光沢のあるヴォー・タデラクトを採用。美しいステッチによるファンタジーなパッチワークが映える。センターにもポケットがある仕様。縦7×横10cm カードスロット2箇所、フリーポケット1箇所。
03.BOLIDE SHARK
《ボリード・シャーク》 45 を小型化したチャーム
《ボリード》はエルメスの3代目、エミール・エルメスが、アメリカから持ち帰ったファスナーを初めて採用したバッグ。1923年に旅用バッグとして提案されて以来、100年に渡り愛されてきた。BOLIDE(ボリード)には「速い車」という意味があり、当時活況を呈したスポーツカー業界へのオマージュが感じられる。
《ボリード・シャーク》 45は、2016年秋冬のランウェイで披露され、ユニークなシャークモチーフのパッチワークが話題を呼んだバッグ。それを忠実に再現して小型化したのがこの《ボリード・シャーク》だ。精巧な小型ケースはレザーのストラップが付き、チャームとして楽しむことができる。縦6.5×横10 cm。
04.HARU
スクエアな新ソールがアイコニックな新型
アッパー、シューレース、ソールともにワントーンのシンプルなレザースニーカー。足を包み込むようなスクエア型のソールが個性を演出する。スポーツシューズ用のカーフスキンを採用してカジュアルなルックスに仕上げ、アッパーにステッチを入れてアクセントに。
トレンドとしても注目されるパウダーカラーが新鮮だ。オールホワイトの着こなしやアイシーなカラーのデニムにこのヴェール・ドー(水緑色)を合わせて、フレンチムードを添えるのもおすすめ。
05.HUGO
マルチカラーの配色が新鮮な《ヒューゴ》
象徴的な《H》のディテールをグラフィカルに取り入れたソールはもちろん、モンドリアンの作品を彷彿とさせるマルチカラーのアッパーにも心が躍る。斬新なカラーとカーフレザーで既存のモデル《ヒューゴ》をリニューアルした2023年秋冬の新作スニーカー。
モードなルックスと機能性を備えたこのスニーカーは、シューレースなど随所にリサイクル素材を採用している。モノトーンスタイルに合せるもよし、色を拾ってカラーコーディネートを考えるのも楽しい。
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Stylist:Eriko Asakura
Composition & Text:Hisami Kotakemori