01:《ETRIVIERE》PM
エトリヴィエール・バックルのレザーブレスレット
なめらかなレザーにステッチが映える、シンプルでピュアな2連のブレスレット。エルメスの長い歴史の中でサドルホルダーに採用されてきたエトリヴィエール・バックルを、プティサイズにしてあしらった。精巧なバックルがシンプルなデザインにアクセントと品格を添えている。
レザー幅が1.2cmと日常的に使いやすいスリムサイズな点もポイント。マットで繊細な質感が魅力の仔牛革、ヴォー・ヴァレニアを使用している。腕回り18.5~19.5cm。
02:《HERMES SUR MER》
《シェーヌ・ダンクル》を再解釈したリング
エルメスを象徴するモチーフのひとつ《シェーヌ・ダンクル》。1937年にロベール・デュマが、船を岸につなぎとめる錨の鎖(フランス語でChaine d’Ancre)を目に留めたこときっかけで誕生した。翌年発売されたシルバー製のブレスレットは、今なお人気を集めるロングセラーだ。そのリンクを再解釈したリングが新作で登場。
センターにラッカーメタルのブラックラインを入れた独創的なリンクは、グラフィカルでモダンなルックスに。《エルメス・シュル・メール》のネーミングの通り、海を感じるマリンテイストの着こなしに合わせるのも粋。リンクのサイズ:1.4×2.2 cm。
03:《FRED H CUT》
内側も美しいコットンサージのバケットハット
《フレッド》はエルメスのバケットハットのシリーズ。少し高めのクラウンが大人っぽい印象で、クリーンなコーディネートにも合わせやすい。2024年春夏は撥水加工が施されたコットンサージ・ストレッチ素材の《フレッド・H・カット》をラインナップ。なめらかなタッチの仔牛革、ヴォー・スウィフトの《Hカット》シグニチャーがミニマルなルックスになじむ。
ハットの内側には、1980年代に発表された名作と誉れ高い、ミシェル・デュシェーヌによる花火師のカレ《フー・ダルティフィス》のデッサンを織り込んだワッペンが。遊び心のあるものづくりは、エルメスの真骨頂だ。
04:《NEO BRANDEBOURGS》
クラシカルなモチーフを近未来的にアレンジ
皇帝ナポレオン3世の皇帝近衛隊の軍服をモチーフに、ケイティ・レイサムがデザインしたカレ《ブランデンブルク飾り》。1972年に発表されて以来、繰り返し登場したこの名作を、日本人デザイナー・野村大輔が大胆に再解釈した。《ネオ・ブランデンブルク》には野村が得意とする、近未来的なロボットテクノロジーを彷彿とさせるディテールが盛り込まれている。
カシミヤシルクのふんわりとしたテクスチャーは、多様な巻き方が楽しめるのが魅力。1辺が100cmの大判サイズだから、アレンジのしがいもある。巻いたときにオレンジの縁取りが見え隠れしてほどよいアクセントに。100×100cm。
05:《IZAR》
スエードアッパーの上品なエスパドリーユ
《イザール》は夏のカジュアルスタイルを演出するシューズとしてエルメスが展開するエスパドリーユ。スペイン伝統の手法でつくられるハンドメイドのロープソールがアイコンだ。今シーズンはやわらかな羊革のスエード、シェーヴル・ヴェロアにパーフォレーションで《シェーヌ・ダンクル》のモチーフが描かれたデザイン。
写真のヴェール・ツンドラはカーキグリーン系のカラー。ネイビー系のブルー・セレスト、ベージュ系のベージュ・アルバートルと夏カジュアルをシックに演出してくれる3色展開。
エルメスジャポン TEL:03-3569-3300