体育会系の男子こそ、スポーツウェアのルーツと機能美を正しく理解し、頭を使ってファッションに取り入れているのでは?…という仮説のもと、スポーツを愛する大人の「運動と日常が自然に結びついた」スタイルに迫った。

BASEBALL
野球クラブで汗を流しています


ベースボールシャツは光沢素材と合わせてドレッシーに
もと高校球児で、今もBEAMSの野球クラブに所属中。「ベースボールシャツを街着にするとき、本気の野球経験者にしかわからないアウトとセーフのボーダーラインがあります(笑)。街でリアルにグラウンドを感じさせてしまうような土くさいアメカジは避けたい。このグッドファイトの一枚は着心地が快適なのでアクティブに動けて、素材やロゴがモダンなので街着にしても無理がないです」。パンツはウェルダーで、シューズはクラークスのワラビー。
BASKETBALL
バスケは生活に欠かせません!


バッシュはワンクッションで主張させすぎないのが大切
「相変わらずのバスケ好きで、もはやライフワーク。今日もエア ジョーダン1でいつでもコートに入れるわけですが(笑)…とはいえ大人として節度ある着こなしをしたい。バッシュの存在感を強調しないようパンツ裾はワンクッションで、一見、普通のスニーカーらしくフラットに。マーヴィンポンティアックのシャツやドリス ヴァン ノッテンのスウェットなど上質なアイテムを合わせるのも大人だからこその楽しみ方だと思います」。
RUNNING
夜8㎞走るのが習慣です


スポーツウェアの色や質感は「チラ見せ」が効果的です
「夜は週2で8㎞走り、日中は会社近くの新国立競技場の周りをランニングすることも。だから今日もアシックスのパフォーマンスラインのウェアと、軽くてクッション性の高いスニーカー“ニンバス22”を。機動力あるスタイルですが打ち合わせや食事で悪目立ちしないことも大切なのでURUのシャツをはおって品よく。スポーツウェアの独特な色や質感を逆手にとり首元のアクセントにしています」。
Photos:Kanta Matsubayashi Takahiro Idenoshita
Composition&Text:Takako Nagai
Composition&Text:Takako Nagai