2021.05.19
最終更新日:2024.03.07

大人の名品「じゃないほう」図鑑#20 開化堂

ブランドを代表する定番もいいが、そうした名品のかげに隠れて、あまり注目されてこなかったアイテムがある。「こんなのあったんだ!」という意外性や、アップデートされているポイントに惹かれる。そんな「じゃないほう」名品を一挙紹介。

大人の名品「じゃないほう」図鑑#20 開の画像_1

開化堂の「茶筒」じゃなくて、 パスタ缶

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最高級の缶で、パスタを保存する贅沢

最高級とも称される開化堂の茶筒は、使い込むほどに光沢やツヤが出てくる美しさが魅力。上蓋を筒の口に合せて手を離すだけでゆっくりと自然に閉まっていくのは、その気密性の高さの証だ。そんな老舗の逸品だが、実は茶筒だけでなく現代の生活にあわせて作られた「パスタ缶」という裏名品も存在する。

大人の名品「じゃないほう」図鑑#20 開の画像_3
置くだけでキッチンが洗練される、究極の「見せる収納」。さらに1人前と2人前の分量を量ることができる「パスタメジャー」が付属する。銅、ブリキ、真鍮製の3種あり、写真は銅製のもの。値段は張るが、100年経っても使える質の高さと経年変化の楽しみを考えれば高い買い物ではない。1.5kg¥26,950/開化堂

定番名品の…茶筒(銅 長型200g)
1875年に京都で創業した「開化堂」は、日本で最も古い歴史をもつ手作り茶筒の老舗。130余りの工程をすべて手作業で仕上げる茶筒作りは、今も職人に受け継がれる。最高級茶筒と呼ばれ、その気密性は100年経っても変化しないという。茶葉だけでなく、コーヒー豆やスパイスの保存にもぴったり。銅 長型200g¥154,00/開化堂


開化堂 TEL:075-351-5788


Photos: Yuka Uesawa
Stylist:Takeshi Toyoshima Shota Iigaki
Text:Takako Nagai

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