暑さは続いてもファッションのマインドはすっかり秋! まずは完売率の高い人気セレクトショップのコラボ&別注アイテムから買い始めるのが正解だ。フレンチベーシックを軸とするエディフィスは、カジュアルなアイテムをシックにアレンジする別注が得意。1点投入すれば、着こなしの格が上がる。
SUNSPEL for EDIFICE|Sweat award jacket
旬のスタジャンを上質なサンスペルのスウェットで
ここ数年、秋冬は多様なブランドにスタジャンを別注し、ヒットを飛ばしているエディフィス。今年は英国ブランド、サンスペルに「もしアメリカの某アスレッチクウェアブランドが別注をしたら?」という架空のストーリーで、デザインや素材も一からつくりあげた。スタジャンのほか、クルーネックプルオーバーやスウェットパンツも展開する。
素材は日本製の高品質な度目の詰まった裏毛(スウェット)素材。胸のSパッチの中にあしらわれたSunspelの刺しゅうも、英国本社に眠っていた古いロゴのフォントを復刻採用している。ブラック、ネイビーの展開もあるがトレンド感のあるブラウンが出色。
A.P.C. for EDIFICE|JEAN FAIRFAX
スケーターパンツをデニム&特別レシピで別注
A.P.C.の定番デニムラインにはないファッション感の高いルーズテーパードデニム。コレクションラインで展開されているスケーターパンツ「JEAN FAIRFAX(ジーン フェアファクス)」をベースに、ユーズド感のある別注デニム素材、通常とは異なる仕様のフロントボタンを採用したのが特徴。
インラインよりレングスは短め、股上が深めのデザインだから、腰ではいても、ウエストで絞っても美しいシルエットに。カレッジロゴ&スニーカーのようなストリートスタイルもこのジーンズなら大人っぽく決まる。ジャケットなどドレッシーなアウターにもマッチ。
KIJIMA TAKAYUKI for EDIFICE|Sailor hat
定番のセーラーハットをポリ混素材でモダンに
深めのフォルムでかぶりやすいと評判のセーラーハット。ミリタリー由来のアイテムを英国調チェックのポリエステル混紡素材で別注した。フォルムや柄はクラシックな印象だが、スポーティな素材が今っぽさを添える。
シンプルなストリートカジュアルもこのハットをプラスするだけで、旬の表情に。バブアーやドリズラーなどクラシック系のアウターとも相性がよく、着こなしに遊び心を入れたいとき大活躍。
OUTDOOR PRODUCTS for EDIFICE|452 Daypack
ゴールドがクラス感を添える大人のバックパック
大好評につき2シーズン目に突入したアウトドアプロダクツの別注バックパック。コーデュラナイロンでおなじみのロングセラー定番452デイパックを、レザーライクなPVC素材でアレンジ。底部の補強はリアルレザー、またロゴプレートやファスナーをゴールドにすることでリッチなルックスを実現。スポーティさと上品さを併せ持つ、万能なバックパックに仕上がっている。
今季のモデルは一部本革を使用することによって、より大人っぽく進化。PCやA4書類が気持ちよく収まるサイズ感だから、ビジネスユースにも応用できる。もちろん、カジュアルな着こなしも格上げしてくれる頼れるバックパックだ。縦42×横37×マチ13cm。
MARKAWARE for EDIFICE|Cashmere donegal Comfort blazer
カシミヤ100%のドネガルツイード別注に注目
手に取った瞬間上質さを実感する良品。マーカウェアで定番的に展開しているゆったりとしたコンフォートブレザーを、今回のために特別に用意されたカシミヤ100%のドネガルツイードで別注した。アンコンのドロップショルダーで、カシミヤらしいやわらかいタッチだから、カーディガンのような気心地。
ツイード素材が旬の英国調のムードを醸し出す。タートルにジーンズ、足元はサイドゴアブーツのようなモッズライクな着こなしから、コーデュロイパンツ&ウィングチップのようなカントリー調のコーディネートまで、着回し幅の広いジャケット。
ENZO BONAFE|Peccary bit loafer
希少なペッカリー素材でノーストレスの革靴に
野性味のある表情が特徴のペッカリーを採用し、ビットも革の質感に合うタイプに変えた別注。ペッカリーはアマゾンの野生の豚で、狩猟することでしか流通しない希少な革(ワシントン条約のガイドラインによって厳しく管理されている)。しなやかでやわらかいので、通常は高級な手袋などに使用される。だからこのローファーも、足入れしたときに革靴に感じるストレスがないやわらかさ。
エンツォ ボナフェはイタリアでも高い評価を受けるボローニャのシューズブランド。誠実な手仕事によるメイド・イン・イタリーが魅力だ。かしこまった感のあるビットローファーも、ペッカリーだとどこかラフな雰囲気も生まれ、ジーンズなどにも気負わず合わせられる一足に。
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori