暑さは続いてもファッションのマインドはすっかり秋! まずは完売率の高い人気セレクトショップのコラボ&別注アイテムから買い始めるのが正解だ。ユナイテッドアローズの別注は、トラッドやクラシックをベースにしつつ、今の時代の空気感にあった“軽快な”アレンジが秀逸。買ってすぐ着られるアイテムを中心にセレクト。
Pheeta for UNITED ARROWS|Luisa shirt・Luisa pants
ピンタックが印象的なシャツとパンツをセットアップで
フィータは「繋ぐ服」をコンセプトに、2019年にデビューしたウィメンズメインのブランド。手間のかかる、継承すべき伝統技術を取り入れたものづくりに定評があり、中でも今回別注した、手仕事でピンタックを入れる“Luisa(ルイサ)”シリーズは人気が高い。
日常着としてカジュアルにアレンジしたウィメンズのブザムシャツを、メンズサイズで別注。インド製の肉厚なコットン生地を使用することで、羽織り活用もしやすい一枚に。サイドに細やかなピンタックを側章風にあしらったパンツは、ポケットの切り替えに珠(Bead)をつないだように見える「Beading(ビーディング)」ステッチも。インドの職人によるこだわりのアイテムはセットアップで取り入れたい。
mando for UNITED ARROWS|Komon print jacket
小紋柄が新鮮なシャツ感覚の軽いジャケット
テーラードの技術を取り入れて繰り出される、どこかクラシックなリアルクローズが持ち味のマンド。ミリタリー由来のワークジャケットを、マンドらしい小紋柄プリントで別注。シルク混のなめらかな素材で、羽織りやすいライトアウターに仕上げた。
秋はTシャツやタートルネックなどのカットソーをインナーにしてカーディガン的に、冬場はニットとコートのミドルインナーとしてと、マルチに使える。カジュアルな着こなしにクラシックなニュアンスを添えたいときにも活躍。
BRADY for UNITED ARROWS|KINROSS MEDIUM Shoulder bag
人気のチビ「KINROSS」をロイヤルブルーで別注
1887年創業の英国バッグブランド「ブレディ」は、トラッドなルックスで、近年人気が再燃中。中でもゲームバッグを現代的にアレンジした「KINROSS(キンロス)」は、トートバッグのショルダー版といった気軽さで、男女を問わず選ばれている。そんな「KINROSS」を一回り小さくしたのがこちら。秋の着こなしのアクセントにぴったりの、英国的なロイヤルブルーで別注した。
イタリア・リモンタ社のツイル生地の間にポリウレタンの膜を挟んだブレディ独自の「ドリルドロップ」素材に、英国らしいブライドルレザーがクラス感を添える。カジュアルスタイルの格上げにも活躍。MADE IN ENGLAND。縦27×横(底部)39×マチ(底部)18cm。
Reebok for UNITED ARROWS|Classic Leather
リーボックの名品をオールホワイトでミニマルに
ガーメントレザーのやわらかい履き心地と正統派のルックスで、ファッションユースしやすいと評判の「クラシックレザー」。引き算が巧みなユナイテッドアローズらしく、シュータンの「Reebok」ロゴ以外(ユニオンジャックロゴまで!)、オールホワイトで別注。
ただし、レースステイとトゥガードにスムースレザー、それ以外はグレインレザーとレザーの質感を変えることで、オールホワイトにニュアンスを添えた。またソールパートのアウトソールをグレーにすることで、多様なコーディネートになじむ万能シューズに。
NUMBER M|Striped wide 1 pleated pants
イージーにはけるウエストゴムのクラシックトラウザー
ナンバーエムはオートクチュールの日本人デザイナーが手がける、ウエストゴムに特化したパンツブランド。ソブリンらしいクラシックなストライプ生地で別注したトラウザーは、ウエスト部分に長めの持ち出しをつけてエレガントなルックスに。両脇から後ろはむき出しのゴム仕様だからラクにはけてかつ、きちんとみえる。
フロントはワンプリーツ入りでゆとりをもたせたワイドテーパードシルエット。片玉縁仕様のヒップポケットを高め設定することで、すっきりとスタイルアップ。麻をMIXしたシャリ感のある生地はドライなはき心地で、残暑の時期も快適だ。
コラボ&別注に関するおすすめ記事はコレ!
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori