コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。WITHコロナでは刺激になるデザイン性とクオリティがより必要だと、セブン バイ セブンの川上淳也さんは考える。
【MY STANDARD 100 #13】 セブン バイ セブンのビッグTEE&リラックスパンツ 川上淳也さん(セブン バイ セブン デザイナー/41歳)
ビッグTEE¥12,000・リラックスパンツ¥24,000/セブン バイ セブン(サカス ピーアール)
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カジュアルなアイテムにこそ クオリティとクリーンさが必要
コロナ禍前後で若干の心境の変化がありました。プレーンでベーシックなものもよいけれど、もうちょっとデザイン性のあるもの、個性的なものがよくなってきています。リーバイス®のヴィンテージジーンズや、イラストレーターの下田昌克さんが絵を描いてくださったヴァンのスリッポン。自分だけの、と冠がつくものがMY STANDARDなのかなとも思ったり。
自粛期間への反動もあるのかもしれませんが、世の中全体が刺激になるものを欲している気がします。ポップアップなどでも僕がいいと思って打ち出す、デザイン性の強いものから売れていきます。プレーンなものはどこにでもあるから、より気分が上がるものに自分自身も気持ちがいっています。
その上で、素材や、品質重視のものづくりの重要性も感じていて、特にカジュアルなアイテムはクオリティとクリーンさは必要だなと。3シーズン前から定番として打ち出しているスーピマコットンのTシャツとパンツのセットアップは、コットン100%ですが落ち感もよくて。独特の光沢やドレープ感があり、カジュアルに見えすぎないところが気に入っています。上にシャツを一枚羽織って、リラックスしながら仕事をこなしています。
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体が大きい僕でもリラックスできるよう、トップスはビッグシルエット。パンツもたっぷりとしていて、何より肌ざわりがいいんです。毎シーズン色を変えて展開していて、店頭でも好評です。
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買い足していくと飽きる定番ってあると思うのですが、シーズンを追うごとにリピーターが増え、飽きられていないことを実感しています。今シーズンのブラウン系の色はナチュラルで、気持ちが落ち着くので気づくとこればかり着ているかもしれません。
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サカス ピーアール TEL:03-6447-2762
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori