コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。アングローバルの小松健也さんは洋服の着心地に、コロナ禍前よりもこだわるようになった。
【MY STANDARD 100 #08】 エムエイチエルのカラードコットンTシャツ 小松健也さん(アングローバル PR/30歳)
カラードコットンTシャツ¥14,000/エムエイチエル(アングローバル)
<
>
ナチュラルな風合いも着心地もいい 古代綿のオーガニックコットンTシャツ
コロナ禍で時間の使い方を考え直しました。例えば夜、遊びに出歩かなくなった分、今まで以上に家で映画を観るようになったり、苦手だった読書を始めてみたり。そうすることで自分の中に、新しい価値観が生まれているような気がします。
服に関してはシンプルなものが好きという基本的なテイストは変わっていません。ただ、在宅ワークが増える中、部屋着のままで仕事をするのではなく、スイッチを切り替えるためにシャツを着てみたり、トラウザーズにはきかえるようにしています。洋服で気分が変わる、というのは前から感じていたことですが、WITHコロナで再確認したところです。
そして、今まで以上にこだわりが強くなったのは、洋服の着心地です。特に肌に直接触れるTシャツなどは素材も気にするようになりました。最近愛用しているのが、古代綿を使用したエムエイチエルのカラードコットンTシャツ。漂白や染色をしていないので、環境にもやさしく、コットン本来の風合いが感じられるやわらかい着心地も気に入っています。
<
>
気温の変化が激しい今の時期はマーガレット・ハウエルの薄手のコットンジャケットを愛用しています。天気がよくて気温が上がる日は、このTシャツ一枚ということも。気温が低い日はシャツを間に入れるなど、温度調整しています。秋のインナーにちょうどいいナチュラルな色合いが引き立つよう、ダークトーンのおさえたコーディネートにしています。ダークネイビーのパンツもマーガレット・ハウエル、レザーのスリッポンシューズはソロヴェアー フォー エムエイチエルのものです。
ベーシックなシルエットのTシャツで、フィット感もモダン。杢調の色味がコーディネートにニュアンスを添えてくれます。
<
>
本来の綿花は茶綿と呼ばれる茶色で、現代の白い綿花は糸や生地にしやすいよう、遥か昔に品種改良されたものと言われています。エムエイチエルでは、アメリカのテキサス州で古代の綿の茶色をよみがえらせた、植物学者サリーフォックス女史が作るナチュラルな有色の綿花を使用。よみがえらせる過程で偶然発見された緑色の綿花もあり、こちらはそのグリーン色です。
<
>
アングローバル TEL:03-5467-7874
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori