コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。シャツ好きのスタイリスト秋山貴紀さんは新しいブランドからも定番をチョイス。
【MY STANDARD 100 #05】 マーヴィンポンティアックのレギュラーカラースリーボタンシャツ 秋山貴紀さん(スタイリスト/38歳)
レギュラーカラースリーボタンシャツ¥33,000/マーヴィンポンティアック(スクール)
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年齢を重ねたから見極められる 新しいブランドをMY定番に!
仕事とプライベートに関しては価値観、考え方ともにだいぶ変わりましたが、ファッションに関してはあまり変わっていません。WITHコロナとは関係のない、自然な変化はあります。若い頃よりも好きなブランドや着るアイテムが絞れてきました。以前はいろんなファッションに挑戦するのが楽しかったのですが、年齢を重ねることで、自分に似合うものや必要なものを見極められるようになりました。
例えばシャツは自分が一番好きなアイテムです。その中でも2年前のデビューから、毎シーズン買い足しているのが、マーヴィンポンティアックのシャツ。大きめのゆったりしたサイズ感がとても自分に合っていて、同じように見えて同じシャツは1枚もないという専業ブランドならではのこだわりが満載です。何枚持っていても着る人を飽きさせない、そんな魅力にあふれています。新しいブランドの中にも定番になりうるアイテムがあることは、経験から学びました。そんな風にして、自分の中でのスタンダードが確立されてきた気がします。
シャツを着るときはシンプルに黒いパンツを合わせることが多いです。イズネスのカーゴパンツとクラークス オリジナルスのワラビーブーツ、キジマタカユキのキャップとインナーのオーラリーのTシャツも黒でまとめました。撮影やリースのときはつい動きやすいラフな格好に流されがちです。でもシャツを着れば気持ちもパリッと引き締まって、きちんと感が出るのでシャツが好きになりました。
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秋いちばんに購入したシャツはピンク系の細いストライプ柄。ここのシャツはデザインや生地は違えどコットン100%でワンサイズ展開。なのに不思議とどんな体型の人にもフィットしてしまう。よくできているんです。
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ラウンドカットのシャツはオーバーで着たとき、パンツポケットにアクセスしやすいのが魅力。たっぷりしたサイズ感でノーストレス。
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スクール 公式Instagramアカウント:@yuk_skool
Photos:Naoki Seo(still)
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Composition & Text:Hisami Kotakemori