コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。4Kの河村充倫さんは、愛用する定番に手を加えて楽しむ方法を実践。
【MY STANDARD 100 #03】 ラコステのポロシャツ L-1212 河村充倫さん(4K ディレクター/44歳)
ポロシャツ¥13,000/ラコステ(ラコステお客様センター)
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断捨離をきっかけに20年来の マイ定番をカスタムしてみた!
価値観やライフスタイルに大きな変化はありませんが、何かを決定するときに利益よりも哲学や理念を重要視するようになりました。自分にとってのファッションの定番も変わっていません。定番とは、人種も年齢も性別も超えて、着る人の個性を引き出し、コーディネートによってまったく違った表情になりえるものだと思っています。
名作定番と名高いラコステのポロシャツは、かれこれ20年くらい僕の定番です。ゆえにサイズ違いで4(M)から7(XXL)まで十数枚ストックしてあり、それをコロナの自粛期間中に断捨離しようという気持ちになったのですが…。片づけていたら、久しぶりにリメイク魂に火がつきまして。襟を切りっぱなしにしてみたり、ダックテール部分をラウンド型にカットしてロックミシンをかけてみたりという流れに。断捨離といっても、安易にさっくり捨てないで、少しだけいじって、文字通り自分だけの新定番として最近は着ています。
ラコステのポロシャツはサイズによるフィット感で着こなしが変わります。ジャケットスタイルやタックイン用はサイズ4(M)。アンコンジャケットの場合はタックインしないので、サイズも5(L)か6(XL)。ストリートムードで1枚で着用するときはサイズ7(XXL)を着ていますが、ラコステのポロはオーバーサイズでも上品。プレッピー風に決まります。こんな感じでそろえているので、出番の多い白と黒はかなりの数に。ラコステに関しては新品のクリーンな感じで着たいと思うことも多いので、白と黒は新品もストックしています。きょうはヴァイナルアーカイブのコーデュロイパンツと靴はユーズドの古着スリッポン。ヴィンテージ・グッチのチェーンネックレスで自分らしい緊張感を漂わせてみました。
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1933年に誕生したラコステのポロシャツ。その原型を受け継ぐ定番モデルがL-1212品番です。高級な綿糸で編み上げた鹿の子はバリューブランドにはない着心地です。
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自分で襟をカットオフしてアレンジしてみたところ、モードな雰囲気が出てきました。手を加えながら愛用するのも新しいファッションの楽しみ方かと。
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ラコステお客様センター TEL:0120-37-0202
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori