コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。A_UNN PRの高畑 誠さんは、最近リメイクアイテムに目を向けるようになったそうだ。
【MY STANDARD 100 #02】 77サーカのリメイクデニムスラックス 高畑 誠さん(A_UNN PR プレスチーフ/39歳)
リメイクデニムスラックス¥36,000/77サーカ
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古着デニムをはきやすいスラックスに再構築。 サステナブルという観点でも新スタンダードに
今までストレスについて深く考えたことはありませんでしたが、コロナ禍で人と会うことが制限された時期には、さすがにストレスを感じました。自宅でできるワークアウトグッズを購入して運動をしたり、健康のために控えていた自宅での飲酒を解禁するなど、ストレスを発散する方法を自分なりに見つけて実行しています。ただ、ライフスタイルでも洋服でも「自分で選択する」というスタンスは変わっていません。
ファッションに関してもベーシックなアイテムがベースというのは変わりませんが、リメイクアイテムに目を向けるようになりました。ユーズドを再構築して新しくデザインされたものには、サステナブルという意味でもニュースタンダードアイテムとしての可能性を感じています。3か月前に出会った、古着デニムをリメイクしたこのスラックスもそんな1本。ポケット部分を裁断して、別のパンツからとったデニムで、新たにスラッシュポケットの仕様に縫製しなおしています。よりはきやすく快適になっているのも魅力です。
ウエストやポケットまわりは緻密にリメイクしていますが、レッグ部分はストレートデニムのシルエットを生かしたリラックスシルエット。裾をほどいたラフな仕上がりに合わせて、コーディネートもゆるい感じでまとめました。デニム以外をブラックとホワイトで統一することで大人っぽさはキープ。サンディニスタのジャケットはクールマックスストレッチ素材で、フロントがボタンでなくベルクロテープ仕様なのでラフなスタイルにもマッチします。フォース ア ベターのTシャツも吸水速乾性素材。暑さの残る秋のインナーに最適です。ニューバランスのサンダルは全体のバランスを鑑みて、ボリュームのあるストラップデザインを選んでいます。
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フロントポケットを断裁し、別のパンツからとったデニムを縫製して新たにスラッシュポケットを構築した手の込んだリメイク。デニムパンツでありながらモノの出し入れが快適なスラッシュポケットは特に気に入っているディテール。
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バックポケットは取り除き、右ポケット位置にフラップ付きの片玉縁ポケットを作製。いずれも77サーカ独自のデザイン、パターンでリメイクされています。
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77サーカ TEL:03-6407-9466
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori