コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。WITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。フォトグラファーの山本雄生さんは、ワードローブの中で自分が好きなモノをアップデートしながら増やしている。
【MY STANDARD 100 #98】 山本雄生さん(フォトグラファー/38歳) チノのストレートパンツ
ダブルタックパンツ¥43,000/チノ(モールド)
<
>
定番でなくても素材違いやアップデートで 自分が好きなものをリピート中
コロナ禍で買うモノは少し変わりました。コロナ禍前はそのシーズンのものや今、買わないと買えなくなるものをよく買っていましたが、今はいつでも買えるようなものも買うようになりました。たとえばロサンゼルスアパレルのスウェットやディッキーズのワークパンツ、ギルダン、グッドウエアのTシャツなど、値段が安くてもある意味、タイムレスなものです。
家の中と外に出るときの格好が、休日や事務所作業のみの日にはシームレスになってきたせいかもしれません。とはいえ、家用と外用を分けてはいるんですが。
それから自分が好きな服もリピートして買うことが増えました。きょう着ているアナトミカのコートも秋冬用の厚手の生地は持っていましたが、春用が欲しくて最近買いました。ドリス ヴァン ノッテンのスウェットもすでに3枚持っていますが、新たにブラウンを買って。チノのストレートシルエットのパンツも気に入っているので、増やしていこうと思っているアイテムのひとつ。
<
>
これは2019年に買ったもので、ストレートシルエットのきれいめにはけるパンツを探していたときに見つけました。センターシーム入りなのですっきり見えます。ドーバー ストリート マーケットで買ったサロモンアドヴァンスドのシューズとも好相性。ジャジースポートのキャップも白をチョイス。春はやっぱり軽い色を合わせたくなります。
<
>
チノのパンツをはくまでは、けっこうオーバーサイズのパンツばかりはいていたのですが、ストレートシルエットでも素材やパターンのよさでラクにはけるのが魅力。このパンツは定番でないのですが、チノには毎シーズン、アップデートされたストレートシルエットのパンツが登場しています。きれいめに見えるストレートパンツは自分のワードローブに必要だと思っているので、チノのパンツをMY STANDARDとして増やしていきたいと思っています。
<
>
おしゃれな大人が自腹で買ったオススメのパンツ
モールド TEL:03-6805-1449
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori