コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。アルファPRの三谷崇雄さんは確立していたMY STANDARDを再確認しつつ、ワントーンの着こなしに色を差して時代の気分を落とし込んでいる。
【MY STANDARD 100 #97】 三谷崇雄さん(アルファPR プレス/35歳) グラフペーパーのバンドカラーシャツ
ブロードオーバーサイズドバンドカラーシャツ¥25,000/グラフペーパー
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繊細に見えてガンガン洗える優秀素材 ブロードの着回し力抜群のシャツ
結局どんなときも、自分は同じような格好をしているんだなと改めて実感しました。どこに出かけるにもシャツとスラックスがあればOK。気に入ったものは、同じ色を何着でも買い足します。世の中的にも不要不急の買い物がなくなった新しい時代の中で、自分のスタンダードが定まった人という人も多いのではないでしょうか。
外出バッグはサコッシュよりもウエストポーチを使うようになりました。若いときはこういうの、絶対持たないだろうなと思っていたのですが…。ウィークエンドサービスとフレドリックパッカーズのコラボレーションのものを、ほぼ毎日。身幅の広い服を着ることが多いので、ウエストにつけています。ストラップの斜めがけでシルエットが崩れたりするしないので、もっと早く使っていればよかったなと。
グラフペーパーのスタンドカラーシャツはこの3年ずっと愛用していて、もう何枚持っているのかわからない一番のMY STANDARD。一枚でも羽織りでも、幅広いスタイリングに使えるので、ほぼ毎日着ています。アンユーズドのフーディにグラフペーパーのパンツ、ホカオネオネのスニーカーに合わせたように、春先は羽織り活用が主体です。オーバーサイズでスタンドカラーだからフードものとも好相性。
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いつもはワントーンスタイルばかりですが、今シーズン差し色を入れたい気分だったので、くすんだピンクを差しました。ブラックのワントーンは硬い印象になりがちなので、ブロードやキュプラとやわらかくてクリーンな生地をチョイス。パンツもゆったりしたイージーパンツでリラックスした印象になるように意識しました。
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年齢を重ねることで、洋服も楽な方に流れてますが、あまりにカジュアルすぎる見た目は避けたいなと。もともとジャケットを着ることは少ない仕事ですが、コロナ禍もあり、今までにも増して出番が減ったため、仕事も休日もボーダーレスな着こなしです。
このシャツはベッドシーツに使うファブリックを使用しているので、肌ざわりがよく、繊細に見えてガンガン洗える優れものです。仕事から帰ってそのまま寝ちゃうことがあるのも、これを着ているせいなのか…。とにかく愛用してます!
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春に着たい大人のためのシャツ
グラフペーパー TEL:03-6418-9402
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori