コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。WITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。一級建築士の田坂朋彦さんはワークスタイルの変化に合わせて、足もとに革靴のスマートカジュアルを極めている。
【MY STANDARD 100 #91】 田坂朋彦さん(一級建築士/48歳) ジョンロブのダブルモンクシューズ”ウィリアム“
レザーシューズ”ウィリアム”¥188,000/ジョンロブ
<
>
トラッドでありながらモード感も醸し出す ダブルモンクのデザインが秀逸
仕事のスタイルが大きく変わりました。毎日オフィスに出勤する必要がなくなり、スーツ・ジャケット・ネクタイ・革靴といったビジネスアイテムを一週間分そろえる必要はなくなりました。ただリモートワークやオンライン会議が普及しても、かしこまった会議ではスーツ、もしくはジャケット着用がマストです。
私たちの仕事(不動産・建築・都市開発)は、この世にまだ存在しないモノの提案をしたり、数年にわたる長期的な案件が多いため、相手に信用、信頼されるような“ビジネスフォーマル”的な着こなしが、未だ必須スキルなのです。
しかしながら、テレワーク中や社外のカフェなどでのちょっとした打合せの席では、スーツやジャケットではさすがに堅苦しいし、かといってカジュアルすぎるのも印象が悪い。カジュアルながらもスマートな着こなしが必要になってきました。そんなときはコート、ニット、スラックス、レザーシューズという組み合わせ。足もとをレザーシューズにすることで、ドレッシーで大人っぽいカジュアルにスライドできます。
<
>
きょうはサンロラーンのダッフルコートとウールスラックスに、ドルモアのニット、足もとはジョンロブのウィリアムです。ダブルモンクストラップのデザインはトラッドになりすぎず、ほどよいモード感を醸しだし、全体が品よくまとまります。サンローランのアイテムとも相性がいいので出番が多くなっています。
<
>
ジョンロブの靴はウィリアムのほかにもシティⅡやチューダーなどいくつか所有しています。汎用性の高さではウィリアムが抜群ですが、どのシューズもコーディネートを品よく格上げしてくれます。
<
>
おしゃれな大人の定番に選んだニット
ジョン ロブ ジャパン TEL:03-6267-6010
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori