コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。WITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。ヘリルの大島裕幸さんは愛着がわいたカシミヤニットを風合いよく着続けるために、最近リペアサービスをはじめた。
【MY STANDARD 100 #90】 大島裕幸さん(ヘリル デザイナー/46歳) ヘリルのゴールデンキャッシュカシミヤクルーネックニット
ゴールデンキャッシュカシミヤクルーネックニット¥65,000/ヘリル(大島裕幸デザイン事務所)
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子どもの代にまで継承できる ゴールデンキャッシュカシミヤのシリーズ
外食の機会が減ったので、料理をつくることが増えました。もともと料理をするほうですが、最近はよく鮨を握っています。事務所でも自分の昼ごはんのために、魚のさくどりをして酢飯を握り…。もっと上手く鮨が握れるようになりたいと励んでいます。
洋服に関しては以前からいいモノを長く着たい派。自身のブランドでも、着ていて愛着がわくようなモノづくりをしたいと思っています。ヘリルのゴールデンキャッシュカシミヤのニットは着心地が本当によくて、事務所でも家でも、僕はこのシリーズのニットばかり着ています。着続けていると毛玉ができて着古した感じになってしまうので、それを直して気持ちよく着ることができるように最近リペアのサービスをはじめました。
つくった工場に出して加工の段階からやり直してもらうので、着古したものほどいい風合いになります。ゴールデンキャッシュカシミヤは高価なモノだから、昔の工場ではそういうことが当たり前にあったそうです。そうやって大切に着続ければ、このカシミヤは子どもの代にも受け継がせることができます。
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きょうはヘリルのオーガニックコットンチノパンツとのコーディネートにサルベーションアーミーのニットキャップを合わせました。いつも着心地や素材感優先で選んでいるので、仕事もプライベートもスタイルはあまり変わりません。実は、このカシミヤニットの着心地があまりにもよいので、冬のパジャマもこのシリーズです。
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ヘリルのゴールデンキャッシュカシミヤは、通常のカシミヤの0.1%ほどしか生産されていない希少な素材です。品のある淡いベージュも、素材そのままの色味を生かしています。
ヘリルはHeritage(受け継がれる文化・歴史・遺産・伝統)と Will(未来・今後)の造語です。日本国内の伝統ある工場で最高級の技術で、未来に受け継がれるような洋服をつくってもらっています。今回のリペアも洋服を買っていただいた方に、愛着の湧いた服をより長く着ていただくためにと思って、工場にお願いしました。ヘリルのニットをリペアしたい方は、僕のインスタグラムにDMをください!
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おしゃれな大人の定番に選んだニット
大島裕幸デザイン事務所 TEL:03-4362-0299
Instagram @ herill_official https://www.instagram.com/herill_official/
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori