コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。WITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。ビューティ&ユースの町田康弘さんは、ファッションを楽しむマインドは変わらず機能性をより重視するようになった。
【MY STANDARD 100 #83】 町田康弘さん(ビューティ&ユース デザイナー/43歳) ユナイテッドアローズ&サンズ バイ ダイスケ オバナのワイドイージーパンツ
ワイドイージーパンツ¥18,000/ユナイテッドアローズ&サンズ バイ ダイスケ オバナ(ユナイテッドアローズ&サンズ)
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新しいスタンダードに求めるのは エレガンスと機能性の両立
今まで愛用していたものは、より使い込んで大切にしたいという思いが強くなりました。そして、もともと好物だった、機能性を重視したモノ選びがスタンダードになりました。気温や天候の変化に順応しやすいモノやリラックスして着られるモノに、今まで以上に注目しています。
ファッションを楽しむことに変わりはありません。機能性アイテムと今まで大切にしてきたスタンダードを共存させながら、気分が高揚するモノを新旧問わずミックスして気分新たにスタイリングを楽しみたいと思っています。
最近MY STANDARD に加わったのが、リラックスできるイージーパンツでありながら、エレガントさと機能性を備えたこのスラックス。今の気分にフィットしました。石川県の老舗化学素材メーカー、小松マテーレ社の生地を使用しています。今自分が着たい、つくりたいと思う洋服のコンセプトに合っていて、とても勉強になります。
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3年前に上海の空港で購入したチャイナジャケットとアグのシープスキンブーツで、エレガンスと実用性を融合したコーディネートに。どちらも自分がこれからも大切にしたいと思っているスタンダード。インナーはビューティ&ユースの黒スウェットシャツとフィンガリンの白Tシャツのレイヤードで、日常になじませつつ抜け感を。
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チャイナジャケットはスーベニア的なものですが、表地はドレッシーな黒ベロア、裏地はシルクのジャカードとモード感のあるデザイン。最近またこれが気になっているのは、着るとテンションやモチベーションが上がるから。毎日ワンアイテムは装う楽しみを感じられるものを取り入れています。
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ユナイテッドアローズ&サンズ TEL:03-5413-5102
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori