コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。彫刻家の増井岳人さんは買い物に出かけることが減り、もともと持っていたアイテムに新たな価値を見出している。
【MY STANDARD 100 #78】 増井岳人さん(彫刻家/41歳) カムズアンドゴーズの帽子
ウールツイルキャップ¥11,500・バルーンハット¥13,000・ニットキャップ¥9,000/カムズアンドゴーズ(アルファ PR)
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新しい日常で出番が増えた メガネと好相性のシンプルな帽子
価値観や考え方はさほど変わっていませんが、ひとりの時間が増えたせいかまわりからの影響が少なくなり、自己完結することが多くなりました。以前は知らず知らずのうちにいろいろなことで影響を受けていたのだなと、改めて感じました。
もともとネットで買い物をしないので、洋服や雑貨にふれる機会が圧倒的に減り、新しいモノとの出会いや発見が少なくなりました。そのせいか、もともと持っていた自分のワードローブに新たな価値を見出したり、懐かしさではなく新鮮さを感じたりと、おもしろい気づきがありました。
帽子は好きで、夏はキャップ&ハット、冬はニット帽と基本的に道具的な使い方をしていましたが、WITHコロナでは髪の毛を切る頻度もなんとなく減り、出番が増えた気がします。4年くらい前からずっと愛用しているのはカムズアンドゴーズの帽子。自分が持っているメガネとの相性がよくて、個性的にならないところが気に入っています。
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冬のアウターにはニット帽が定番です。オーバーサイズのシルエットになればなおさら。きょうもC.P.カンパニーのコートスタイルにネイビーのニット帽を合わせました。ブルックス ブラザーズのBDシャツとチノパン、ジョン スメドレーのVネックニット、足もとはオールデンのUチップブーツというトラッドよりのコーディネートにオーバーサイズのコートを羽織るのが僕のスタイル。
個人的にBDシャツにはセットしたヘアより帽子が似合うと思っています。仕事柄パンツやアウターは少しぐらい汚れても気にならない素材や色を選んでしまいます。だからこそインナーにはきちんと感のあるシャツを着ることが多いのですが、どちらかというと仕事着のテンションだからこそ帽子との相性がよいと感じるのかもしれません。
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ロゴなどが表に目立って入っていないところも上品なカムズアンドゴーズの帽子。カラーリングもシックで大人っぽいから、気に入った色を見つけるとつい買ってしまいます。
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文化系男子におすすめのメガネ
アルファ PR TEL:03-5413-3546
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori