コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。ビームスの小林順平さんは普遍的なアイテムを好むようになって、上質なモノが与えてくれる“自信”を実感。
【MY STANDARD 100 #76】 小林順平さん(ビームス イベントプランナー/37歳) ジョン スメドレーのハイゲージニット
ポロニット¥37,000・タートルネックニット¥31,000/ジョン スメドレー(ビームス 六本木ヒルズ)
<
>
着ていると背筋が伸びる 王道にして最高峰のMY STANDARD
コロナ禍で変わったことは、正直なところ特にありません。ただ車を購入したきっかけにはなっているかもしれません。車は移動によるリスクが少ないということで後押しされた感はあります。ロングアウターが好きでしたが、車に乗るようになってショートアウターが気になるように。
年齢を重ねるにつれ洋服の趣向は変化してきました。デザイナーズブランドがクローゼットの大半を占めていましたが、今はより普遍的なアイテムを好むようになりテーラードのスーツやジャケットなどが増えています。テーラードを着崩すときにニットポロやタートルネックは重宝で、以前にも増して出番が増えているのがジョン スメドレーのハイゲージニット。
王道にして最高峰でもあるジョン スメドレーは、自分にとって特別な存在。着心地はもちろん、汎用性の高さも申し分なし。何より着ているときに自身の気持ちが高まるのが、愛してやまない理由かもしれません。上質なものを身にまとうことは自分の自信にもつながり、知らぬ間に背筋がピンとする、そんなアイテムなんです。
<
>
ビームスFのスーツとクロケット&ジョーンズのタッセルスリッポンのコーディネートは、タックインしてすっきりした印象に。スーツにタートルは個人的に鉄板の“モテコーデ”だと自負しているので、ディナーやデートにも最適のスタイリングかと。
スーツをカジュアルダウンするとき多用しているタートルネックニット。ハイゲージならカジュアルすぎない印象にまとまります。セットアップをスポーティに見せたいときはポロニット。どちらも以前から持っている形ですが、襟型やフィット違い、カラーバリエなどを毎年買い足しています。
<
>
ブラックとグレーのモノトーンでまとめればインバーティアのヘリンボーンツイードのコートを羽織ってもほっこりせず、モダンにまとまります。ハイゲージニットはスーツにコートを重ねても、袖まわりがもたつかなのも美点ですね。
<
>
おしゃれな大人が手にするべき上質な「ニット」
ビームス 六本木ヒルズ TEL:03-5775-1623
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori