コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。UOMO編集部の吉崎哲一郎は価値観や考え方に変化はなく、以前からのMY定番を変わらず愛用している。
【MY STANDARD 100 #53】 アナトミカのラグランコート 吉崎哲一郎(UOMO編集部/41歳)
シングルラグランコート2¥160,000/アナトミカ(アナトミカ 東京)
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1960年代の名品コートがベース。 合わせる服を選ばない「普通っぽさ」がいい
コロナ禍前後で価値観や考え方の変化は特にありません。ただ在宅の時間が増えたことで、猫を飼いはじめました。ファッションに関しても大きな変化はなく、靴は歩きやすいもの、バッグは必要最小限の大きさといったこだわりは変わらず、より顕著になった感じです。ただしバッグに関してはPCを持ち歩くようになったので、ラップトップPCが入るサイズはキープ。アクセサリー類は以前から時計を含めてほぼしていません。
冬の時期のお気に入りはアナトミカのバルマカーンコート。5年ほど前に買ってから愛用しています。ベーシックなフォルム、合わせる服を選ばない「普通っぽさ」がいい。
今日はキャバンのフーディにマルニのパンツとネイビーのワントーンですが、どんな服装にも合うというのが利点なので、出かけるときに迷わず着ることができます。これを羽織ればOKという安心感があります。
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雨の日に傘を差していて服が濡れることはよくありますが、このコートは撥水性の高いオリジナルの高密度コットンギャバジンを使用しているので気にせず着られます。オーセンティックでいて機能的というのもいい。横からのシルエットもほどよいAライン。
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タッターソールのチェック裏地がしゃれている。アクセスポケットで、コートを着たまま中に着たフーディやパンツのポケットのものが取り出せるのが便利。
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僕が着ている「シングルラグランコート1」は2009年からのロングセラー。商品撮影したものは「シングルラグランコート2」で2012年に登場したリバーシブルモデル。両モデルともアナトミカの人気の定番です。
人気のバルマカーンコートを比べてみる!
アナトミカ 東京 TEL:03-5823-6186
Photos:Naoki Seo(still)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori