コロナ禍をきっかけにスタートした新しい日常で、ライフスタイルが変わったという人は多い。洋服やモノへの考え方はどうか? 個人的定番は不変? それとも新定番が生まれたか。この連載ではWITHコロナ時代のスタンダードアイテムを100人に聞く。BLANDET SHOWROOM&STOREの宮本哲明さんは自身にとって意味のあるアイテムを選び、気分が上がるスタイリングを楽しんでいる。
【MY STANDARD 100 #48】 ユーゲンの2プリーツトラウザーズ 宮本哲明さん(BLANDET SHOWROOM&STORE ディレクター/37歳)
2プリーツトラウザーズ¥38,000/ユーゲン(イデアス)
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特殊加工でハリがあり、シワにもなりにくい。 クラシックでリラックスできるトラウザーズ
世の中の変化を日々感じています。どんなときでも「人生を楽しむこと」がモットーなので、変わったからこそ楽しめることを探すようになりました。ファッションも今までどおり「楽しむ」という観点は同じです。だから選ぶアイテムや、スタイリングにもそこまで変化はありません。
ただ自分にとって価値のあるモノ、楽しめるモノはなんだろう? と意識的に選ぶようになりました。そのときどきに感じたこと、出会った人やモノなどさまざまな要素をインスピレーション源に、自分なりの解釈でブレンドして自身のスタイルをつくり、アップデートしています。自分にとって意味のあるアイテムをまとい、気分が上がるのを毎日楽しんでいます。
この1年ほど愛用しているユーゲンのトラウザーズは太すぎず、細くもない“普通“のシルエットがとても心地よいMY定番。コロナの影響でリラックス感のある服が脚光を浴びていますが、個人的には、ただリラックス一辺倒だけではないスタイリングもしたくなってしまいます。かっちりとは見えるけど、つくりや仕立て方でそれを感じさせない洋服というのがとても心地よいのです。
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ユーゲンのトラウザーズはフォーマル感のあるウール素材。同素材のジャケットとセットアップで着ることもあり、普段着にするときはクラシカルな背景に敬意を示しつつ、そのスタイルを着崩すことを楽しんでいます。もちろんフォーマルなシーンでも大活躍。
きょうはインナーにディル ピックル クラブのTシャツと、コンバースのスニーカー、イエティのキャップをコーディネート。Tシャツには“Live with the nature discuss about the future(自然と共に生き、未来について話そう)”と書かれ、人々が前を向いて、笑顔で人間らしく生活することを提案したメッセージTシャツを選びました。ご覧の通り、スポーティなアイテムとも好相性。
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クラシックなハイウエストスタイル。ドレス仕立てのパンツをベースにつくりこんでいるため、前から見るとスッキリ細身ですが、サイドから見るとたっぷりとした渡り幅のワイドシルエット。ハリのある素材でシワになりにくく、クリースラインもしっかりついています。こだわったつくりが自分の趣味に合う1本です。
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「ユーゲン」のアイテムの試着レビューをチェック!
イデアス TEL:03-6869-4279
Photos:Naoki Seo(still) Shinya Sasaki(portrait)
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori
Stylist:Takumi Urisaka
Composition & Text:Hisami Kotakemori